風雪に耐えながら、早くもほころぶ梅の花、吉香公園内
あの日米通算203勝を挙げた、元プロ野球広島カープの黒田博樹投手の座右の銘で知られた、風雪に耐えて咲く梅の花の美しさ。
我が家の小さな八重の梅もほぼ満開となった今、吉香公園ロープウエー山麓駅周辺も、満開に近い紅梅がいい匂いを放っている。
まだまだ風雪はしばらく続きそうではあるが、花や木の躍動する命は、確実な春を感じ取っているということだろうか。
文字通り吹雪の中で戦った、インターハイ初出場の孫兄ちゃんは、風雪には耐えたのだが、残念ながら花開くまでには至らなかった。
北海道・東北・北陸、これら雪国の選手と相まみえるインターハイ。甘くないことなど百も承知ではあったが、その通りの結果であった。
ただまあ、これが終わりではない。国体という舞台も目前に控えている。
今回の順位が今の実力なら、それから1秒でも2秒でも上を目指して、ベストパフォーマンスに挑むだけである。
想像を絶するほどの吹雪にもめげず、果敢に100分の1秒の世界に突き進む姿を、ジジとしても応援に駆け付け現場で声援を贈ってやりたい気持ちは当然ある。が、どうかすると暑いのはある程度抵抗力を持っているが、寒さはダメだ。気持だけで許してもらうしかない。
応援に現場に行くどころか、何かの拍子に悪寒がしてきたと思ったら、一気に体中が震えるほどの寒さに襲われた。
我が家の畳の上でそうなったのだからまだよかった。すぐに熱い甘酒をフーフー。コタツに潜り込んでなんとか震えは止まった。
体全体がギシギシ痛む。滅多に測らない体温を一応測ってみた。なんと今まで見たことも無い38度6分という高熱。
それでなくても平熱35.5~36度の低体温の持ち主。こりゃどこか壊れたかな、と少し開き直った。
金曜日の夜とあって、明日・明後日は掛かりつけ医は休み。国立医療センターに駆け込むしかないか・・・。
先ずは看護士の娘に容態を説明。「インフルエンザかも」兎に角投薬を、と薬局へ走ってくれた。
早速服用して体を温め9時には就寝。翌朝8時まで爆睡。寒気も節々の痛みもない、喉の痛みも頭痛もない。
けろっと起き上がってフツーの食事。あとはもうバリバリ。これを『オニのカクラン」という。
何はともあれ、我が家で家族の手助けがあったからよかったものの、遠く雪国の旅先でこんなことになったら、クワバラクワバラ。
兄ちゃん、こんな調子だからジジの現場での応援は無理じゃが、日ごろ鍛えられた力を存分に発揮してくれたらそれで満足だからね。
ということにしておこう。