「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「終戦記念日と台風」

2019年08月15日 | ニュース・世相

           

あの忌まわしい戦争の終結から74年。
猛暑の傍らで、大型台風10号が日本列島上陸という不気味なニュースの中で、今年の終戦記念式典が行われた。
第二次世界大戦の終結日は、9月2日という説が多く、各国家によって思惑が多少異なっているようである。

我が国では、祖先の霊を祀る祖霊信仰の一連の行事である「お盆」と重ねて、8月15に執り行われている。
これは、やぶにらみ氏が勝手に想像していることである。
8月15日を終戦記念日と決定した史実は他にもあるようだ。あの「ポツダム宣言」受諾が1945年8月14日であり発効がその翌日であったこと、などである。

こういった歴史を顧みるとき、何が何でも再び戦争をしてはならないということを、改めて強く思う。
いまもって世界の至る所で銃砲が鳴り響き、行く当てもない難民を輩出してもなお、己の権利誇示と神の名を拠り所に戦争を繰り返している地域もある。
そんな現実を見るたびに、戦争の愚かさ・恐ろしさ、それを平気で繰り返す人間の愚かさ・恐ろしさを改めて思う。

それでなくとも、台風・ゲリラ豪雨・土砂災害などの異常気象や自然災害で命が奪われる中、戦争などと言う愚かしい人災で、大切な生命や財産を失うなどもってのほかである。しかも、やっと下火にはなったものの、依然として交通事故や自死行為など、志半ばで生命を絶つ状況は大きく変わっていない。それでも、自然災害や交通事故などは、「自分の命は自分が守る」という信念のもとでは、ある程度助かる道も方法もあるというもの。戦争にはそんな生易しさはない。

心配された大型台風10号も、久しぶりの豊後水道直通か?と肝を冷やしてかなりの対策も施した。
そんなお蔭か、岩国から40~50㎞離れた地点を瀬戸内海から日本海へ抜けたというのに、それらしい被害もなかった。
台風も、先の戦争という人災の供養をする終戦記念日だと察して、勢力の拡大を少し遠慮したのだろうか。
人類の平和を願う今日の式典が、未来永劫、戦争のない世界を作り出す記念日にしてほしい。つくずくそう思うこの頃である。

コメント
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