「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「もみじの下で」

2022年11月19日 | 季節の移ろい・出来事

      
       宇野千代生家の庭で見事なお点前を             基地の町岩国、青い目のお接待さんも

ご当地出身の作家宇野千代。生誕125年を記念する「もみじ茶会」が、生家の庭に広がるいろはモミジを中心とした紅葉のもとで開かれた。
ここにもコロナ禍の影響は強く影を落とした。それまで「宇野千代顕彰会」と生家を保存する会などの手で毎年この時期に行われていたが、飲食を伴うお茶席がメインの催しとあって、過去2年間中止を余儀なくされた。今年は3年振りの開催となり、和服姿のご婦人をはじめ多くの紳士・淑女が集まって賑やかに繰り広げられていた。

かつては、小生も浅からぬご縁を頂いて、顕彰会の一員として主催の一役を担った経験もあるもみじ茶会。3年ぶりに何は置いても顔を出して、かつての仲間を励まそうと勇躍出かけた。少し見なかった間に、少しお年を召した感のあるお仲間もおられたが、皆さんお元気にいそいそとお役目をはたしておられるのを見て一安心。「まあ○○さんお久しぶり、お元気?お変わりないですね」などと声をかけられ、少しいい気分にさせられて少し長居をしてしまった。

武者小路千家山口官休会岩国支部の若手による見事なお点前に、千代さんが生前、大好物であったという「いが餅」が添えられて、しばし悠久の一服。
普段の生活にはあまり縁のない、心穏やかなひとときであった。狭い町なので、こういったイベントには旧知のお顔がいっぱい。ついつい挨拶も長くなりがちになるが、早々に切り上げて後に続くお客さんに席を譲るという盛況ぶり。地元の人にとっての作家の根強い人気もあるが、コロナに抑え込まれたうっぷん晴らしという意味合いもあったような気がした。少なくとも私自身がそんな気分であったと思う。

そんな中でもマスクは、いが餅とお抹茶を頂くとき以外は必須となる。これはどうしたって無粋であり邪魔者であることに違いない。が、コロナ第八波がまことしやかにささやかれる今は、やはり我が身を守る意味からも必要不可欠となる。
基地の町だけに外国人との交流も盛んで、お茶席やお琴の教習はじめ、小中学校への英語出前授業など大きなつながりが生まれている。
慣れない和服に慣れない草履で、お茶席の接待をする青い目の女性の愛嬌はすこぶるつき。「メイアイピクチャー」お断りをしてパチリ!。いい一日であった。

コメント (2)
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