ふぶきの部屋

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長野立てこもり事件 理由なき殺人はあります

2023-05-27 07:00:00 | ドラマ・ワイドショー

 正直、改めて日本の警察及び国家の「お花畑ぶり」を見るような事件でした。

これがアメリカならさっさと射殺です。

それがいいとは思いませんが、延々と翌朝まで話をして投降させることに何の意味があったのか。

その間、ずっと避難所にいた人達はどうなるわけ?

 突如女性の声「助けて」

これを聞いて現場に駆け付けた男性は、心肺蘇生をします。

その時、側にいた青木政憲容疑者に「手伝ってくれ」と言おうとした。

しかし、その時、パトカーが来て、彼は一旦家に入ると散弾銃を出してパトカーの窓に向けて至近距離で発砲。

蘇生を頑張っていた人はそれであっけにとられたけど、隣で一緒にいた人に「逃げろ」と言われるまで逃げなかった。

 「何でこんな事をしたんだ」「殺したかったからころした」

 よくわからないけど、近所で農作業していたおじさんは、青木家の長男が女性を刺した現実を受け入れていないような気がして。ゆえに即、助けに行ったんじゃ?

自分だって殺されるかもしれないのに、何だかちょっと他人事っぽい。

 「刃物で女性を刺した」と通報を受けた警察は、パトカーを出動。

刺した場所あたりに到着するなり、窓の方から至近距離で発砲。その後、後ろ側から発砲。二人の警官は死亡。

田舎でこんな残忍な事件が起きるとは思わなかったのか、あまりにも無防備にパトカーで駆け付ける警官。

日本のパトカーはアメリカ製と違って防弾装備がないので、あっさり銃弾は窓を突き破って殺してしまう。

ここを何とかするべきなのではないか?と思います。

 

 警官を殺した後、自宅で立てこもる

 帰宅して来た父親は中に入れず外に

 母親が最初に逃げ出し、そのあと叔母が逃げ出す。

 という事は、自宅には誰もいなかったって事になりませんか?

上空にヘリコプターが飛んでいるのを窓際に寄ってみてた映像がありますが、その時に、SATなどが発砲して、家の中に入る事は不可能だったのか?

どうも、ネゴシエーターによる「容疑者との会話」を重要視し、結果的に投降させた。

翌朝です。

犯人は地元の名士、議会長の長男、青木政憲31歳。

学生時代の成績はよく、けれど人間付き合いはダメ。ひきこもりを経験。

実家の農業を手伝っていた。

典型的なアスペルガーって感じですけど、両親は青木本家で、しかも農業は成功。

ジェラートのお店も繁盛させるなど順風満帆。

妹は嫁いで、弟は自衛隊。

普段は両親と叔母と4人暮らし。母親に溺愛されている・・・趣味はサバイバル・ゲーム。

写真を見る限り、生きる意欲に欠け自分の中に閉じこもっている風がありあり。

農家の長男でこういう人って珍しくないんですよね。何でだろう。

期待を一身に受けて一番可愛がられて何でも与えられて来たと思われる中、そんな回りの華やかな期待とはうらはらな自分のギャップに違和感を覚えていた筈。

「本当はいい子なんです」と恐らく母は言うでしょうし、母や叔母には手を出さずにいた事から、それなりの理性はあったと思います。

 

だからこそ、警察は「説得」よりも突入を選ぶべきではなかったのか?と思います。

何の為に容疑者の心に寄り添って自首させるのか?

母や叔母が自力で逃げ出すほど手薄だってわかっていたでしょうに。

身代金を要求したり、自殺する可能性があったわけではないと思うので、素早く取り押さえる方法をとるべきだったと個人的には思います。

 

 日本では警察官の発砲は物議をかもす

 容疑者を生きたまま逮捕に持って行きたい

という事で、もし強引に突入などしたらあとから色々言い訳しなくちゃいけなくて、面倒だったのかなと思って。

散弾銃を持っていると言っても、弾はすでに2発使っていて、あと何発残っているのかなど父親に聞けばわかるんじゃないか?と。

本当に窓際に来た時がチャンスだったと思うんですけど。

今回、ひたすら見守っていたことが私には理解出来ません。

 

理由はなんだ?

理由?「殺したかったから」に決まってるじゃないですか。

迷彩服にサバイバルナイフ、サングラスにマスク。彼は完全武装してたわけです。

となると、きっと何かになりきっていた可能性があります。

「敵を倒す自分」というものに。

それが近所の年取ったおばさん達だったのが悔やまれます。

「あら、政憲君。どしたの?そんな格好で」なんて声をかけたかもしれないし。

まさか、あのおとなしい青年がいきなりナイフ持っておいかけて来るとは思わなかったんだろうと。

 

こういう事件が起きると、すぐに「なぜ」と問いますが、理由なき殺人はあります。

いわゆるシリアルキラーです。

彼はそうなる素質を持っていたのです。

環境なのかDNAなのか、脳の障害なのか、それはわかりませんが、心の奥底に潜んでいた魔物が姿を現したって感じですかね。

でもどこかに前兆はあったと思うんですが。

 

何の罪もないのに殺された女性2人と警官2人のご冥福をお祈りします。

 

精神医学の分野でこういう事がもっと研究されるといいのになと思います。

日本の精神医学は対処療法ばかりで薬を与えればいいと思っている。

だけど、実は多くの危険人物がうろうろしている可能性もあるんです。

本人のせいではないかもしれないし、今時の精神病院はなかなか入院させないけど、でもどこかに隔離した方がいいと思われる人達が一定数いることは確かですよね。

今回は家族に向かず他人に向かった事が事件をより大きなものになりました。

 

コメント (12)
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