畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

イノシシの形跡に驚く

2024-05-27 04:27:31 | 山菜

 持ち歩きが困難なほど大量のワラビを採って次の畑に近い場所に移動。
耕作を止めると、スギナがはびこり始める。でも、こんなところのワラビは柔らかい。

 農道に近い場所から採り始めて、杉林に近づくと大きな穴。
これはイノシシの仕業に違いありません。小雪だった今年です。出ても不思議はない。

 知人がもう少し北に離れた畑に、出没の形跡が見えると話していました。
雨が降る前の狼藉だったのか、足跡は消えて見えませんがこれだけの仕事はイノシシ以外には考えられない。

 少し離れて、大きな穴の場所を見ます。
イノシシも用心深い性質で、周りが開けた場所には出ませんね。

 近くに出ていると知らせてくれた知人の畑を昨年見に行った。
やはり、周囲が杉林や雑木林でしかも、栽培タラの木が大きく育った畑の脇。
 農道からも見えない、イノシシにしたら姿を見られない場所でした。
ここから我が家の畑までは50mもありません。花が咲き始めたジャガイモがやられたのではたまりません。
               (続く)
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雨上がりにワラビが林立状態に

2024-05-26 04:12:11 | 山菜
 見事なワラビの様子をご覧いただきましょう。
前日夕方からの雨も上がり、植えたばかりのサツマイモの状態確認に早朝に出かけた山です。

 山菜なんて、みんな同じですが、人に先んじて採らなければ沢山は採れない。
昔の人たちは、朝食用のお握り持参で、暗いうちに出かけて現地で夜明けを待つ猛者さえいたものです。

 ここは、耕作を止めてから何年たったのだろうか。
何を作っていたのかさえ忘れるほどの年数が経過して、今はワラビの畑状態。

 いつも言いますが、ワラビって不思議な植物です。
採ると、次から次へと出続ける。採らないで葉が繁茂状態になると出なくなります。

 ひょっとしたら、という予感はあり大きくて丈夫な引き出物の袋を持参。
その袋が一杯になり、持ち歩きが困難になると、地面に置いて採っては入れることを繰り返す。
             (続く)
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山の端の春

2024-05-14 04:08:07 | 山菜
 記事を温めている間に、あっという間に春は過ぎゆく。
スベルベママの友人を誘って、フキノトウを採りにビューポイントへ。

 都会生まれで都会育ちの彼女はこんな自然の風景に感激してくれる。
この日採ったフキノトウは、花が開き終えて伸びすぎ状態なのですが・・・。

 居酒屋のおかみさんから頂いた、フキノトウの軸が美味しかった。
それで、真似をしようと考えて採りに行ったのです。花と小さな葉を落としました。

 杉林の木陰で日の当たらない場所にはコゴメも出ていました。
彼女にはゼンマイ採りをしたいといわれ躊躇していた。でも、杉林の中を見るとゼンマイが見え、レジ袋一杯を収穫。

 すっかり満足した彼女でしたが、その後、先のビューポイントへ再び。
あれから二週間も経つと、フキノトウは見事な野ブキの群生へと変わりました。
 結構太い野ブキで、後日聞いたら、煮物にして食べて美味しかったとか。
そして、同じ場所には柔らかな、ヨモギも伸びて群生。田舎暮らしも板についてきたような彼女です。
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行こか戻ろかあの崖に(その3)

2024-05-02 04:00:40 | 山菜
 生食には適さない長く伸びた独活も、塩漬け用には最適。
いえ、これだって根元に近い赤い皮の部分は生でも美味しく食べられますが。

 この付近は、砂質土が主ですが急斜面で落ち葉などの堆積は無い。
したがって、モヤシ状態になって伸びるようなことはありません。

 独活の林のような状態の斜面から、隣の沢が見える。
この沢をたどって登ったところが、我が家の山の畑になります。

 しかし、この沢も捕まる雑木さえなくて、登るも下るもできない。
毎年、雪が降っては雪崩て落ち小さな沢の両側は木も生えない、生えられないのです。

 頼りにしている、スパイク地下足袋も土が湿っていると威力半減。
土がスパイク部分に入り込んだら、ただの地下足袋になっちゃいますから。
 昔から、ゼンマイ採りのプロは「金かんじき」を足につけていた。
十文字型の金具が先端が、長く鋭く伸びています。完全にプロ仕様ですね。
 他には登山用アイゼンを付けて足元を固める人も居るようです。
今年の山菜は、雪が無いために全山一斉に発生し、そして終わりつつあります。
でも仕方ないです。独活にもゼンマイにも一年休み、根を太らせてもらいたい。
            (終わり)
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行こか戻ろかあの崖に(その2)

2024-05-01 04:42:49 | 山菜

 木の上では、ウグイスが耳うるさいほどに鳴き交わす。
のんびりしてよい気分ではありますが、斜度の強い斜面は怖いですよ。

 気合を入れて、雑木をロープ代わりに斜面に入る。
有りましたよ。ほら、独活の株が大きくて、繁茂状態。興奮しますよ。

 ただ、うかつに足は踏み出されない。落ちたら怪我は覚悟しなければならない。
何せ、五年前になるのかなー、ゼンマイ取りで大転落、大落下をした苦い記憶がありますから。

 ま、この辺りだったら斜度も緩くて危険性は小さい。
持参の小さな草取り鎌で足場を切って確保し、採ることにしましょうか。

 地肌むき出しの斜面だったら見つけやすい独活も、草が伸びると見つけにくい。
でも、昨年秋までに伸びた、いわゆる「独活の大木」が枯れていて、たどったら見つかります。
「行こうか戻ろか南稜テラス、戻りゃおいらの心がすたる
行けばあの子が涙を流す、山の男はつらいもの」でしょうかね、気分は。
        (続く)
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