畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

マックスと雪の中を歩く

2011-12-12 05:40:07 | マックス

 昨日アップした、キノコ探しの直後から冷たい雨が降り出してやがてミゾレに変わった。
翌朝の雪を心配しながら布団に入ったのだが、心配良い方向へ外れ雪の量は少なかった。
明るくなるのを待ってマックスの呼び声に応え、朝の散歩に出かけます。


 山の畑の雪も最大で二十センチほど積もっていたのが、一度は綺麗に溶けた。
正面に見える、山の頂上に見える部分の端から我が家の畑は始まっています。


 静かに朝を迎えた家々と、遠く見える雪を頂いた越後三山です。
三山の真ん中、「中の岳」は雪雲に隠れて見えません。きっと雪が降り続いているのでしょう。


 反対方向を見ます。七月末に豪雨被害で荒れ狂った魚野川です。
汚水浄水場越しに遥か山の上に見える集落は、今は長岡市に併合になった旧川口町「木沢」集落です。
あの山の上の村には、こちらの盆地をはるかに超える雪が降り積もると言うことです。


 マックスは少ない雪だけれどもそれでもなんだか気分は良さそう。
恋の病も癒え、今は食欲の権化のようになっています。

 ご飯の時間が待ち遠しくて、そわそわして、時には鳴いて餌を催促。
体つきもたちまちふっくらとしてきました。

 ところで、この朝は何時もの散歩の行程の半分も行かないうちに立ち止まる。
じっと前方を見続けるだけで「マックス、どうしたの?帰るの?」と聞いても固まったままで動かない。

 

 しばらくじっと動きを止めていますが、「それじゃお家に帰ってご飯かな」と言うと、
くるりと踵を返し方向を変えて、ぐいぐいと引っ張り始める。

 散歩の楽しさと、空腹とどちらを満たすか悩んでいるのですね。
マックスにはマックスなりの考えが有って散歩のときのからかう元になります。

 ぐいぐいと引っ張って先を急ぐ時は「マックスー、マックスがトーちゃんを散歩させてるんじゃなくて、
トーちゃんがマックスを散歩させてるんだぞ」
なんて、半ば本気で話しかける。

 そして、交差点に着くと、自分の行きたい方向が有って、そちらに引っ張る。
「そっちじゃない、こっち!」なんて無理やり方向転換させることも有ります。

 でも、時折どっちへ行こうか悩んで立ち止まることも。
ふざけて「君の自主性に任せます、自分の行く道は自分で選べ」なんて声をかける。

 しばらく悩んだ様子を見せているが、やがて意を決したように力強く歩きだす。
遠くから見たら、ただの呑気なトーさんの散歩のようですが、実はこんな会話が交わされています(笑)。
コメント (8)
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