本格的な降雪を前に、外仕事が一段落した従兄が我が家の水害後遺症、
高床式住宅地下部分の天井補修に駆けつけてくれた。
上に見えるのが一階、居住部分の床板で、その下に骨組みが有り石膏ボードの天井が有った。
一階の床上まで浸水したのだったから、当然この地下部分は完全水没。
床下に詰められた断熱用のグラスウールは泥水を吸い込み、石膏ボードもふやけて剥げ落ちた。
さて、従兄と話し合って決めた作戦はこれが主役を務める。
ポリスチレンと書いてありますが、発泡材製の断熱材です。
これで、地下室の天井、一階部分の床下になる部分を覆うのです。
まず、石膏ボードを貼るための骨組みの撤去から取り掛かります。
ところどころにまた泥が乾いてこびりついています。
夕方暗くなってから写したからピンボケになりましたが、
こんな風に、床板の根太の間に断熱材をはめ込んでいきます。
簡単に言うとこんな作業ですが、この天井には当然ながら電気の配線、
そして、水道管、ガス管、下水管などが複雑に配置されています。
照明器具などの移設も必要になるために、少し前にこんな道具も購入していました。
結構色々な工具類は揃っているけれど、この「電動ドライバー」だけは無かった。
今回チャンスとばかりに買い込みましたが、日本の大手の電動工具のメーカー製の、
この「電動ドライバー」はなんと中国製。
日本のメーカーがあちらに進出して現地で生産しているのでしょうね。
本体の性能も優秀ですが、アタッチメントがまた優秀。
よほど高価なものだと信じていましたが、実物を子細に見て、その安さに驚きました。
はい、でもこれはなんと台湾製。
結構犬猿の仲の中国と台湾が、ここでは一致協力して日本に貢献?です。
これはドライバーと、木工ドリルのセットですが、他にも各種サイズのレンチ、
そして、金属用のドリルなどがそろっています。
チャックと言われる、この工具類を差し込む口の構造も周りのリングを引いてはめ込むだけ。
ま、うっかりスイッチに触ってドリルを回すと怪我の元だから、交換時はバッテリーを外すことになっていますが。
でも、こんな優秀で便利な工具を手にすると、なんだか一人前の職人になった気分ですよ。
ドリル部分の根元には小さなLEDライトまで付いていて、ピンポイントで照らしてくれます。
さて、いよいよこれで冬を迎えての寒さ対策が進行しますよ。
今日からお年寄りの送迎パートが始まり、土日は除くけれども、来週の水曜日まで続きます。
今回で五年あまり続けた送迎のパートは終わりになり、可愛い大先輩、お年寄りともお別れです。
文字通り一抹の寂しさは感じますが、私にとっては再スタート。
気分も新たに新しいパートに取り組み、来春から無雪期は畑一本で働く予定です。