畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

ツバメの古家と大掃除

2011-12-26 08:08:05 | 暮らし

 一昨日はパートから帰宅すると、妻が脚立に上がっている。
高いところは任せておけと、交代してベランダの上の掃除を始めた。

 九月に去ったツバメたちの巣、古家の周りのクモの巣、ゴミを払い落す。
古い巣も落とそうかと一瞬思ったが、来年また使うかも知れないと逡巡のうちに中止。


 それにしても面白い巣も有りますね。ほら、二個横に連なっていますよ。
でも、左は右に比べると極端に小さく、さながらキッチンとダイニングの関係。


 玄関の上のこの巣は半分壊れているけれど、これもこのままにする。
来年、無精者のツバメ夫婦が来て、チョイチョイと手入れして新居にするかも知れないから。


 毎年、五家族も六家族も面倒見ているけれど、家賃は一度も頂いたことが無い。
いや、家賃どころか子供たちが排出する糞が下に落ちていたりする。

 でも、その糞も彼らがせっせと捕まえた害虫の残骸だからね。
ま、有難やと拝みもしないけれども、これも自然の摂理と諦めて掃除。

 昨今はピカピカの新築家屋がツバメたちに汚されることを嫌い、
玄関先に古いCDや、光り輝くテープ類を下げる家庭も多いけれど、私には絶対に出来ない。

 以前に文章で発表したことも有ったけれど、新築前の我が家は剥き出しの梁を嫌ってか、
ツバメたちが営巣を試みることは無かった。
きっと本能的に針を伝わって浸入する蛇の害を恐れてのことだったと思う。

 元来、動物、自然大好きなスベルべはツバメの巣の有る家を伺った際は、
飽かず、親が餌を運ぶさま、そして、揃って一斉に口を開ける子ツバメたちを眺めていたものです。
こんな汚い、粗末な土製のツバメたちの古家からも色々な思い出が甦ってくるのです。
コメント (4)
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