さー、霧も上がって晴れてきました。
綺麗に見えてきた越後三山に、別れを告げて下山することにしましょう。
登りに使った尾根コースでは無くて、村に近いコースを一直線。
マックスも初めはスベルべトーちゃんの後について下っていましたが・・・。
トーちゃんがスノーシューで蹴り出す雪玉が斜面を転がるのを見ると我慢が出来ません。
足元が悪いのもかまわずに、思わず雪玉を追いかけて斜面を猛ダッシュ。
もう、捕まえたってどうって事も無いのに追いつかなくては気が済まない。
でも、雪玉は一つでは無くて、次々と転がり落ちるから、マックスは忙しくて大変。
夫婦で二人で雪玉を蹴り出すから、マックスは忙しくてたまりません。
「マックスー!登ってこなくても良いのよー!」なんて声を掛けても老骨に鞭打ち登るマックス。
いや、老骨に鞭打って、馬鹿な雪遊びに興ずるのもマックスと同じに呑気なスベルべ夫婦です。
「トーちゃん、今度、僕にもスノーシュー買って頂戴」とマックス。
さて、犬用のスノーシューなんて聞いたことも有りませんけれどもね(笑)。
下山して、我が家のすぐ近くから山を見上げます。右手が先程の我が家の畑のあたりです。
斜面を見ると、底雪崩で地面が剥き出しになって来ているのが見えますね。
これで、好天が続いたならばあの斜面にはゼンマイ、そして続いて独活が出るのですが。今年は何せ雪消えが遅い。
山の端をご覧ください、この時点で雪は二メートルは有りそうです。
さて、下山し帰宅したらもう、春の日差しでポカポカ陽気。
疲れたマックスはトーちゃんが小屋から引っ張り出した古毛布の上でのんびりと。
これでトーちゃんカーちゃんの疲労、筋肉痛は取れたのだったでしょうか。
いや、はたまた疲れの上に疲れを重ねただけだったでしょうか。
ま、年齢の割にしては良く遊ぶ呑気な夫婦だと自認はしているけれど、遊ぶにも体力を要します。
(この項終ります)