これって何だか分かりますか?結構衝撃的なピンクでしょう?
これは中までピンク色のジャガイモ「ノーザンルビー」です。
これもジャガイモですよ。これは皮も中身も紫色の「シャドウクイーン」です。
ここにきて、やっとジャガイモらしい色になりました。
私のお勧め「とうや」ですよ。でも、黄色みが男爵よりも濃いですね。
味も、嫌味では無い濃さが有り美味しく、芽の窪みが浅くて調理が簡単です。
ここまでの三種類は、いずれも切り口がみずみずしかったけれども、
これは、表面も乾き気味で、中身は濃い黄色です。
これが、スベルべが自慢する「インカのひとみ」ですよ。
JAに取り寄せを依頼して、三年目にしてようやく念願がかない手に入りました。
まだジャガイモを植える山の畑は農道の除雪さえ手が入らず、
あせっても仕方ないのだけれど、このように種イモの芽が伸び出しては植えざるを得ません。
インカ系は三種類あるのですが、いずれも芽の数は多いですね。
植える際は、慎重に芽を欠きながら植えています。
茎を数多くすると芋が小さく、そして数多くになってしまうのです。
マックスが不思議そうに覗きこむのが「インカの祈り」です。
種イモは初めに慎重に目方を計り、40グラム前後の大きさにカットします。
でも、もちろん全部の種イモなんて計りませんよ。
慣れてくると、見たり、手に持っただけでほぼピタリと目方は当たりますよ。
種イモの大きさで、半分、三分割、四分割とカットします。
当たり前だけれど、カットしたそれぞれの種イモに、芽が付いている事は必須条件。
これはカットした「とうや」だけれど、これで種イモ30キロ分ですよ。
切り口は濡れたままだと腐り易いので、陰干しで乾燥すると良いのだけれど、
今回は作業を急ぐため、昔ながらに、切り口に木灰を付ける方式を採用しました。
こうして、準備した種イモを畑にぎっしりと並べて植えます。
大規模農家ではもちろん手植えなどせずに、機械で植えますね。
昨年は仲間の若者たちのグループから「ジャガイモ植え機」も見せてもらったけれど、
あれは、畝の長さが長く無いと無駄が多く、私のように畝の短い小規模な畑では非効率です。
手植えで作った米と、田植え機で作った米との間に味の差異が無いように、
ジャガイモだって、手で植えても、機械で植えても味なんて違わないのかも知れない。
でも、私は小さな畑でこだわりのジャガイモを、こんな手作業で作りあげます。
一昨日は30キロ、昨日は40キロの種イモを仮植えしました。
でも、残りの55キロはもう少し時期をずらします。
苗が出来上がった、畑の準備が雪のために出来なかったでは悲劇ですからね。
今年の私のジャガイモは八種類。重量にして125キロになります。
堆肥主体の施肥で、土の良い山の畑で作りますから、自慢の味のジャガイモが出来ますよ。
でも、試食して頂くにも種類が多くて大変ですね。
一切れずつ食べても八切れも食べなくてはいけませんから(大笑)。