畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「農天市場」の千秋楽~(その3終り)

2015-12-01 06:49:17 | 暮らし

 お買い上げいただいた焼き芋を「あったかい~」なんて上着の下に入れてしまった「SAWA」ちゃんです。
「農天市場」の最終日はこんな可愛いお客さんもお見えでしたよ。



 「良い子だねー、ちょっと焦げちゃったけれどこの焼き芋一緒に食べようか?」
皮は焦げたけれど、ほら、ホクホクとしてこんなに美味しそう。



 カメラを向けると一生懸命に食べながらもVサイン。
焼き芋を食べた後は、落ちている大豆を探したり、ミミズを見つけたり、カメムシを見つけたり・・・・。

 好奇心旺盛な「SAWA」ちゃんは一時も行動を止めることは有りません。
小さな椅子に腰かけて、焼き芋の釜の火を見ていたスベルべの膝の上にちゃっかり座ったり・・・・。



 煙突の付け根付近に小さな穴が開いちゃったけれども今年も活躍してくれた焼き芋釜。
そうそう、スーパーの入り口付近で二日間焼き芋屋をやった事も有りましたねー。



 さて、夕闇が迫ってきました。そろそろ片付けることにしましょうか。
一切合財の野菜や芋類をエンヤコラとばかりに軽トラに積み込み始めます。



 国道を行き交う自動車もライトを点けて家路に急いでいます。
皆さんが暖かなお家に向かっている所なのでしょうか。

 何やら、少し感傷的な気持ちにもなってしまいます。
今年も、本当に沢山の人たちとの出会い、思い出を残して無事に9年目の営業を終えることのできた「農天市場」です。

 ご利用の皆様、そして協力してくれた仲間達、皆さんそれぞれにありがとうございました。
そして、このブログ上でもご訪問くださった皆様にも御礼申し上げます。

                (終り)
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こらー、待てー!

2015-12-01 06:07:13 | 暮らし

 「こらー、待てー」なんて言いながら追いかけているのではありません。
「農天市場」を営業しながら、ふと国道を見ると大きな荷物を背負った人が歩いているではありませんか。

 しかも、冷たい雨の中で少し脚を引きずっているようにさえ見える。
「トーちゃん、どうしよう?」「行ったら」と合うんの呼吸で事は決まり。

 熱い焼き芋を持って、旅人を追い掛けたって事です。
決して、無銭飲食の犯人を追っているのではなく、親切の押し売りに走っている光景なんです。



 ようやく、追いついたようです。
帰った来たスベルべママに聞くと、少しでも立ち止まりペースを乱したくないようで歩きながらの会話だったとか。



 それでも、お礼を述べながら焼き芋は受け取ってくれたとか。
「聞いたらね、大阪から来て群馬に行くんだって」と報告するスベルべママ。
  
 他にも、「道に迷ってしまいました、十日町のこの美術館へ行くには?」なんて老夫婦も立ちよる。
親切に教えて上げた揚句、買い物なんてしないのに、これまた熱々の焼き芋をプレゼント。

 ひんなお人よしって言うか、困っている人を見ると黙っていられないおバカさんなスベルべ夫婦。
よく、これで詐欺にも引っ掛からずにこれまでの一生を過ごして来れたものですね(大笑)。
コメント (2)
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