
昨年の今頃を考えると、今年は奇跡的な状況。
暖かな気候に恵まれてイタリア野菜「チーマ・デ・ラーパ」も収穫し続けられました。
でも、霜が降りたり、葉が下から枯れて茶色を見せそろそろ終わりになります。
隣の「タラの木畑」を覆っていた雑草も枯れて、何だか寂しい初冬の風景です。

採り残した蕾が花開き、まだ「花アブ」が蜜を吸っている。
彼らもまた、暖かな気候に助けられ、かろうじて命をつないでいるのです。

でも、まだ採れる蕾も時々見つかる。
ほら、真ん中に太い茎を切り採った跡が見えますよ。その周囲に細い茎が育つのです。

そして、数多い株の中には時々こんな太いものも見つかる。
霜には負けずに育ったけれども、雪が積もったらおしまいでしょうね。

蕾の周辺部から花が開き始めて、まるで花火のようです。

「オーイ花アブ君、もう雪が降り始めるからな一生懸命蜜を吸うんだぞ」
間も無く山の畑は雪に覆われる本格的な冬がやってきます。
昨日は「雪国観光圏食文化研究WG」の今年最後の会議と忘年会に出席してきました。
湯沢の地酒、白瀧酒造の純米大吟醸「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」を美味しく頂いてきました。
最初はビールで始まったけれども、なんだか皆が遠慮がちにそのままコップを重ねます。
我慢できなくなったスベルべが、幹事の女性を通して聞くと、なんとこのお酒も飲み放題コースに入っているとか。
するとたちまち色々な酒の栓が抜かれました。
なーんだ、結局皆が遠慮していただけで結構日本酒が好きなんじゃないですか。
八海山酒造の「魚沼で候」も、揃ってどの瓶も底が見え始めた頃にお開きに。
やはり、同じ魚沼市からメンバーになっている若い学芸員の運転する車に便乗し上機嫌での御帰還。
今年もまた多くの人たちと知り合えた、最高の年でしたね。
これからもまだまだ映画『ベトナムの風な吹かれて』の宣伝で走り回ります。
おっと、昨日の会議でもバッチリ映画の宣伝はして、ポスターまで図々しく置いて来ましたよ(笑)。