畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

初雪の山の畑へ(その2)

2015-12-18 12:22:21 | 野菜

 足は冷たく、手は指先まで凍え感覚が無くなりそう。
何せ畝間は雪と雨が交じり、シャーベットのようになっているのですから。



 ほうら、珠玉の様な雪の下から採り出した野菜の輝きですよ。
夕食に、シンプルなサラダに仕上げて食べましたが、美味しいですねー、本当に。



 向こうの畝の手前に緑色の大根の葉が見えます。
どうしても一度雪に合わせてから採りたかった大根を収穫した跡です。



 これこれ、これですよー、「雪の下大根」は。
葉を切り落とすために包丁を入れると、ピシーッ・ピリーンと音を立ててひびが入るほど。

 こうして、極限まで身が充実した大根の味は正に、「畑のお刺身」そのものです。
生で食べたら、不思議な甘さで思わず笑みがこぼれてしまうほど。



 マックスが眠る柿の木にお別れして再び雪道を帰ります。
もう一度、消えるかもしれないし、このまま根雪になるかもしれない。

 マックスに別れを告げなければならない切ない年では有ったが、畑は充実していた。
秋野菜をこんなに沢山作り、そして最後まで採り続けられたのは初めての経験でしたね。

                (続く)
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初雪の山の畑へ(その1)

2015-12-18 04:24:08 | 暮らし

 例年の12月よりも暖かな日が続き、初雪も例年よりも遅かった。
天気予報で報じられた通りの寒波の襲来で、昨日はとうとう初雪。



 朝、7時少し前になってもこの程度の雪だからと多寡をくくって見ていた。
しかし、スベルべママはやる気満々で、山野は息を提案。



 我が家との標高差140メートルほどの山の畑にはもう少し積もっている様子。
でも、楽天家のスベルべトーちゃんは、根雪にはならずもう一度は消えると睨んだのでしたが・・・・。



 思った通り、山の上は我が家の周りよりは積雪が多い。
でも、軽トラを四駆に切り替えてスムーズに畑に到着。



 葉物野菜は雪に押されているけれど、まだ所在ははっきりと分かります。
そして何時もだと初雪に走る野ウサギの足跡が見えるのだがそれも見えない。



 初雪の風景をのんびり見ている訳にはいかない。(写真だけは忘れないスベルべですが)
冷たい雪を手で払い落しながら、葉物野菜の収穫を始めました。

                      (続く)
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