昨日は早朝に叔父の死を知らせる電話をもらった。
前日にスベルべ夫婦は、見舞いに行ったばかりで覚悟はしていたのだったが・・・・。
でも、近所の一周忌に招かれ、すぐに行くわけにも行かず、手短にできる仕事と落ち葉拾いに。
来年の春の「芋床」用の自然発酵、発酵熱を促すための資材としてです。
大きなアメリカンレーキで斜面の落ち葉を掻き集めながら坂を下っていました。
途中でスベルべママが「ナメコ」を見つけましたがそれは次回にアップしましょう。
その「ナメコ」よりも驚いたのがこの自然現象。
なんと、ブロッケン現象、日本語では「御来迎(ごらいごう)」と呼ばれる現象にぶつかったのです。
木の間越しに霧に浮かぶ光輪、光の輪の中におわしますは神様「スベルべ」です。
と、言うのはもちろんジョークで、光輪の中に浮かぶありがたいような人影はスベルべ本人の影。
もう13回忌を終えた亡父が何回も、このことに言及していました。
そして、「御来光」と「御来迎」の違いの事も。でも、何十年もこの山に通うスベルべも初体験。
他にも父よりも先に亡くなられた、近所の物知り博士と称された人物もこのことを言い伝えていた。
でも、近年は見ることも無く、気候・自然条件の変化か、などと言われていましたね。
でも、こうして実際に「御来迎」に出くわしてみると、今まであまり見られなかったことが不思議。
気象、気候条件の変化と言うよりは、生活形態の変化で早朝に山道を行く人が無くなったからでしょう。
これで、雑木の枝が視界を遮りさえしなかったらもっと神々しく見えたことと思われます。
亡父から伝えられた口伝「上の原の御来迎」を見ることが出来て深い感慨に沈むスベルべでした。