番(つがい)のカモシカが去ってしばらくすると、また一頭のカモシカが現れた。
一頭のみと言う事は、独身、独り者のカモシカなのかなー。
悠然と蕎麦を食べ始めた。
このチャンスのを捉えるために、軽トラに載せていた一眼レフを持って接近する。
「何か用?」なんて感じで近づくスベルべを見る。
角の成長具合からの年齢推定は出来ないけれど、成年って感じなのかなー。
スベルべに対する警戒心よりも、食欲の方が勝るらしく、また食べ始めた。
蕎麦は十分に実っているというのに、雨続きで刈り取り、収穫が出来ない事がカモシカを喜ばせている。
再び食事を止めてスベルべを凝視するカモシカ。
蕎麦の食害は栽培する「イチカラ畑」の諸君には可哀そうだけれども仕方ない。
忙しい秋の畑仕事の合間を縫ってのハプニング仕事。
その間も黙々とさつま芋掘りを続けているスベルべママはあきれた様子でしたが、叱られなかった。