可愛い手袋のお手手で、そっとしかも慎重に焼き芋を選びます。
分かりますよねー、その気持ち。少しでも大きな焼き芋が欲しい、いじらしい気持ちが。
さて、皆で「頂きま~す」で食べましょう。
と、先生がおっしゃったところで、ハプニング発生。中央の子供の目にゴミが入っちゃったようです。
気になって、擦ったらしくて無痛みは増すばかりらしい。
急きょ先生は、保健室へその子を伴って急行。皆の心配する姿も可愛いですね。
時間がかかるかも知れないから、食べましょう。の、スベルべの声で食べ始めます。
「どう?美味しい?」のスベルべの問いに「美味しい~」の合唱です。
でも、一人だけ焼き芋に口を付けない男の子が。
「どうしたの、焼き芋嫌いなの」「うーん、保健室から帰って来るのを待っているの」なんて殊勝な返事です。
友達を心配し、そして一緒に食べたいという、素晴らしい思いやりの心です。
この素晴らしい教育環境の小学校は優しい心まで培ってくれているようです。
(続く)