私のマージャン放浪記(その3)
何がきっかけで考えたかは忘れてしまったが、ある日、ふと考えた。
待てよ、別に人格まで変える必要なんて無いじゃないか。
その時だけ、御人好しは捨てたら良いじゃないか。
でも、ルール違反の誤魔化しは断じてしない。技術で相手に対抗したら良いじゃないか。
転機になった。なんと、負ける事が少なくなってきた。
気持ちの切り替えと共に、誰かの著書も参考になったのだろう。
「賭け事なんて、お互いのツキをやり取りするゲームだ」「誰にだってツキは来る。
勝敗はそれを生かすかどうかだ」「ツキに恵まれなくても、落ち込まない事だ。
落ち込んだらツキはますます遠のく」「ツキが回ってきたら、チャンスだ。
鬼神の如く勝ちまくれ」こんな言葉をしみじみと噛み締めた。
(続く)