畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雪の記憶

2019-01-03 04:53:07 | 暮らし

 以前に紹介したことが有る写真の再掲です。

56豪雪として語り続けられている昭和56年の風景。雪の壁の前に立つのは我が家の娘たち。

 ここは、北堀之内駅前ですが、右に駅とは別棟の平屋のトイレが見えますが、完全に雪の中。

この時代はすでに除雪車が稼働していて、今よりも狭いながらも無雪道路でした。

 

 娘たちと曾祖母です。

同じ昭和56年の冬で、5メートル近い積雪で電線に頭が届きそうで竹の棒で持ち上げていました。

 

 その年、昭和56年の1月末、真ん中付近の急こう配の山の頂点から雪崩が発生。

右下に見える駅の跨線橋の少し左の線路を、雪崩の雪は覆い尽くしました。

 

 これはそれよりももっと以前、昭和30年代の写真でしょう。

まだ、雪は少ない方ですね。それでも右に見える我が家の一階部分は雪に埋もれています。

大雪とは呼ばれない、普通の冬でも突き当りに見える平屋の駅はすっぽりと雪に覆われていました。

56豪雪時には屋根まで雪に隠れた駅と別棟のトイレの屋根も、まだ見えるから雪の少なさも分かる。

 

     雪国の暮らし(抜粋)

 十二月から二月の日の短い時期の朝は辛かった。

朝の暖かい布団の中で気持ちよく眠っているところを母に起こされる。

父と一緒に玄関を開ける。そこから道までの数メートルの間は雪の階段である。

屋根から下ろした雪が道路も埋め尽くし、道路は地面から随分と上になってしまう。

家の茶の間から通行人の足が見える事も珍しくはなかった。

コメント
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