旧湯之谷村在住の姉が来宅した際に、このアーティチョークに停まる蝶の写真を見せた。
自慢するつもりで、このアゲハチョウを見せたのだったが、反対にもっと驚く写真を見せられた。
それは、湯之谷の家の庭先で撮られたという写真。
なんと、フジバカマと言う花に停まるアサギマダラの姿がしっかりと捉えられているではないか。
アサギマダラの生態はまだ謎に満ちた部分が多い。
生まれるのは、関東以西であり、その理由は幼虫の餌となるキジョランと言う植物の分布によるらしい。
しかし、驚かれるのはその生態。旅をする蝶として知られるが驚くのはその飛翔距離。
研究者たちは捕まえてマーキングと言う方法で、羽に印をつけて再び放つという。
孵化して成虫の蝶になってからは4~5か月の命だと言うが、その短い間に長い距離を旅する。
一日で200キロ、そして最長距離は2500キロにも及び、中国大陸でさえマーキングした個体が見つかった例もある。
(この飛翔図の写真はネットから借用)
これも、ネットから借用した写真だが、南への旅をつづける際に大分県の姫島に集まるという。
その、姫島での乱舞する姿です。それではなぜこんなに長い距離を旅するのか。
それは、気温に関係があり、暑さを避けるために一時期を北に旅をし、反対に寒さを避けるために南下するという。
しかし、その間には長い洋上の飛翔も必要で、その間の食べ物はどうしているのでしょう。
風に乗って飛翔するからだと考えるのも簡単だが、偏西風に逆らうように移動することさえあるという。
その美しい姿と、謎に満ちた渡りに興味をそそられて研究する人は少なくないらしい。
我が家の庭にも、このフジバカマを植えて、アサギマダラの登場を待とうかなー。一度見たいですね。