畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

春はあけぼの

2023-03-17 05:44:14 | 風景

 明るくなり始め、新聞を取りに表に出ると、雪の表面が硬い。

スベルベママに声を掛けて、朝食前に散歩に出ることにした。太陽が顔をのぞかせる少し前です。

 

 一日雨の日をはさんだけれど、こんな晴れの日々が続きます。

雪の上を自由にどこまでも歩ける「凍み渡り」です。でも人影は全くありません。

 

 魚野川の堤防に着きました。

私たちの陰に驚いた、カモたちガーガーと文句を言いながら飛び立ちます。

 

 帰りはぐるりと回り、魚野川の支流「大沢川」を越え、国道を横断。

余りゆっくりしていると、陽の光を浴びて雪の表面が柔らかくなってきます。

 

 山にも朝日が当たり始めました。それにしても凄い地形ですよね。

なだらかな尾根の向こうは、深い谷になっています。スベルベが転落事故を起こしたところです。

 「春はあけぼの。 やうやう白くなりゆく、山ぎわすこしあかりて、むらさきだちたる、雲のほそくたなびきたる」

こんな枕草子の春が思い出される凍み渡り。「おーい、みんな惰眠をむさぼっている場合じゃないぞ」。

コメント (6)
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