畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

滝雲が見たい

2023-08-28 12:01:45 | 登山

 24日付の地方紙に、面白い記事が掲載された。
以前から言葉だけでは知っていて、一度は見たい、写真を撮りたいと思っていました。

 場所は奥只見湖(別名銀山湖)へ抜ける、枝折峠です。
高い尾根を、さながら大瀑布のように雲が尾根を越え流れると言います。

 夏休みの自由研究と言う副題で起きる理由も開設。
昼夜の寒暖差が大きい、晴れて日の朝に出現することが多いようです。

 物好き、好奇心旺盛なスベルべがいかない訳は無い。
今朝は、月曜日で観客も少ないだろうと考え、3時に起きおにぎりを作って3時半に出発。

 枝折峠に行くには2コースある。
奥只見ダム建設のために作られた、大部分がトンネルのシルバーライン。
 そして、拡幅はされたけれど、古い国道352号線「樹海ライン」です。
時間が気になり、行きはシルバーラインを使います。長いトンネルが続くコースです。

 4時前に到着したけれど、霧が晴れない。
どうやら、滝雲の中にいるような状態になったようでした。
 この枝折峠は百名山に数えられる越後駒ケ岳の登山口でもある。
30数年前に親子プラス、65歳の義母を伴って登った際の雰囲気は無し。
舗装された駐車場は広く、きれいなトイレまでできていました。
       (続く)
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92年前の尾瀬紀行(12終わり)

2023-08-28 08:01:58 | 登山
     五十年前の尾瀬紀行(12終わり)

 お昼を食べてから、愈々燧岳登りだ。湖尻から登った。湖尻の標高が一六〇〇米だから、二三四六米の頂上迄は七百米そこそこ、大したことはない。連日の疲れも見せないで一気に登った。皆元気だ。旧火山の燧は姿が良く、尾瀬の象徴とも謂れ、会津駒と並んで県境に君臨している。

 登る道の両側に生える樹木には殆どその木の名札が付けてあって一見してよくわかる。頂上迄標高に従って、植物の標高分布がはっきりして非常に参考になった。登り口から三百米位は闊葉樹、それから三百米位は針葉樹、更に上は灌木類、頂上並びに頂上付近はイタドリの類、この区切りが実にはっきりとしていて珍しいものだ。これ又、大変参考になった。

 晴れていたので頂上の眺めは良い。下を見れば尾瀬沼、沼尻川、下の大堀、川上川、ヨッピ川と、湿原を流れて赤川に水が集まり、平滑の滝、三条の滝となり、只見川となっている。尾瀬の景観は、よいきれいだ、静かだ、うっとりとした気持ちで見入る私は尾瀬が好きだ。

 下りは一気呵成、一時間半で駆け下りた。沼尻に繋いであった舟に乗って長蔵小屋まで一直線に漕いで湖水を渡った。長蔵小屋で一日の汗を流して縁側に立てば、夕映えの燧が沼にきれいな影を映している。静寂という表現より、言い表しようがない。やがてねぐらに帰る鶴が二羽向こう岸の浅瀬に鳴いていた。長蔵小屋の眠りは深かった。すっかり疲れをとって明日の行程に備えた。
 五日目の朝、長蔵小屋を出て、三平峠を越えて鎌田に下った。ここから沼田行のバスに乗って沼田へ出た。
            (終わり)

 素晴らしい紀行文でしたが、終わりがやや唐突。ご高齢故にお疲れになられたのかな。この紀行文は昭和6年の8月初旬です。上越線が清水トンネルの完成で全通したのが、この年、昭和6年の9月1日。もう少しのところで、上越線での帰宅はかなわなかったと思われます。
 高崎経由で、信越線で長岡に出て帰宅されたのではないかと推察されます。いずれにせよ、92年も前の昭和時代の初期に、全行程徒歩で尾瀬を訪れ、しかも燧ケ岳にまで登られたという事は、驚嘆に値します。
コメント (1)
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