畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

夏バテ防止の鯨汁

2023-08-06 08:29:28 | 食べ物
 スベルベママが夕食に鯨汁を作ってくれた。
具材はミズナ、ナスなどと並んで鯨汁定番の夕顔です。

 一個を4つの輪切りにした山本ナスのステーキです。
二つは皿に取り、残った小さいサイズの二枚がフライパンに残る。

 相変わらずとろけるような柔らかさと甘い味。
柔らかくて箸では取れず、皿を近づけてフライパンの縁を滑らせて皿に移すほど。

 初採りのミニカボチャ「栗坊」はバター味で。
何でもスベルべも大好きな、大原千鶴さんのレシピを参考にしたのだとか。

 訪問販売の、発酵文化で知られる長岡市摂田屋の豆腐。
摂田屋豆腐と言いますが、若者が10年も週一で通ってくれる。おぼろ豆腐ですね。

 先ずはビールってわけでも無いけれど、夏の夕食はここから始まる。
350ml1本では足らないのが難点ですね。さて、次は何を呑みましょうかね。
コメント (4)
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92年前の尾瀬紀行(その4)

2023-08-06 04:02:07 | 登山
   五十年前の尾瀬紀行(その4)
 
 これが私には大変なことになったのだ。疲れたのに、もとよりアルコールに弱い私は、そんなに多く飲んだとも思わぬのに腰が抜けて、便所にも行けぬ始末、頭ははっきりしているが体が利かない。

 十二時、私の側でヒソヒソと話しているのが聞こえる。「上村君の始末どうする?これではとても明日のコースは無理だろう。誰か残って一緒に来た道を大湯に連れて帰るより仕方あるまい」という相談であった。

 さあ大変と、私は寝静まるのを待って寺の納戸から掛樋の水のみ場迄這って行った。星夜の晩で天気は良い、流石に銀山平だ、滅法涼しい、私は喉の渇きに任せて、切れるような水を四、五杯飲んだ。そうして暫くする中に、不思議に体の自由が利き、立って歩くことが出来て、寝床へ帰った。それから皆の者にそのことを話して、明日は日程通り進んでもらうことにした。

         (続く)

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