畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

大ニャン物?

2011-12-20 19:44:14 | 暮らし

 土曜日にフラワーランドを訪れた際に、水沢観音の売店で見かけた猫です。
これは、愛情あふれる表情をお見せになった従業員に優しくドアの外に押し出された姿。

 私が店内で見つけた時は、床に寝そべり懸命に手を舐めて毛づくろいの最中。
ところが、顔を見たくて手を出し、指で背中を突いても、知らんぷりで一心に毛づくろいを続ける。
こりゃ、他人の言動に左右されない、かなりの「大ニャン物」とお見受けしました。


 物事に動じない見事な態度に、もう一度顔が見たくて、表に出ました。
表には空の段ボール箱が有り、温かそうな敷物がそろっていました。

 おっと、名前の紹介を忘れていましたね「トラちゃん」と呼ばれていましたよ。
店員さんの話では店内で看板役を仰せつかることも有るそうでした。


 小柄でふっくらとし、しかもスマートで長い尻尾。
てっきり、雌猫だと思ったのに、後ろ姿を見ると立派なものが付いていました。
ひょっとして、あのー、おカマちゃんかなー、いや、ネコのおカマなんて聞いたことも無いし。

 おっとっとー、向こうのドアのガラスにしゃがんでカメラを構えるスベルべの姿。
でも、立派、いや、立派で無いものは見えなくて一安心(大笑)。
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フラワーパーク

2011-12-19 05:17:29 | 旅行

 日曜日は久しぶりのお出かけ、誘われてバスツアーに参加させていただきました。
でも、土曜日は前夜からの雪が積もり、朝は30センチもの新雪。
朝早く、20日から始まる駅の除雪のパートナーから電話が入り、急遽初出勤になりました。

 前夜の送別会兼忘年会ではしゃぎ過ぎたスベルべは二日酔いの痛い頭で初出勤。
一時間ほどホームの除雪に従事し、汗をかきます。

 初仕事を終えて帰宅して間もなく、集合場所まで送って下さる自動車が来宅。
雪で心配されたツアーも無事スタートです。

 そして、バスの中で誘って頂いたご夫婦からなんとビールが手渡されます。
「スミマセン、お薬を頂きます」なんて早速ビールに口をつけるスベルべ。
こりゃもう、ほとんど依存症ですよ。

 特効薬が効いてきたスベルべは最初の訪問地、「水沢観音」で無事に参拝終了。
でも、何をお願いしてきたっけなー。願い事を忘れるようでは功徳に与れませんね(笑)。


 目指したのは足利市の「足利フラワーパーク」です。
開園時刻の直後に無事に到着。四時半を少し回ったところで、
イルミネーションの正体、大規模な骨組みが見えますよ。


 日没から少し時間がたつと、周囲は闇に包まれ、様々なイルミネーションが浮かび上がる。
でも、三脚を忘れたスベルべの安物のデジカメでは大規模、壮大な風景をとらえきれませんでした。
 

 この公園で名高いのが、この「大藤」です。
説明は次の写真を見て頂くことにして、この写真は周りの手すりにカメラを固定しての撮影。

 巨大な、これが「藤」の木かと目を疑うような太い幹に驚かされます。
やはり、一度は開花時期に訪れてみたいものですね。


 この説明で、巨大さがお分かり頂けるかと思います。
現在「五百畳」の広さに花を付けます。ってまだ成長し続けているのでしょうか。

 さすがに関東平野の夜は寒く、イルミネーションに囲まれて公園内を一通り散策して建物に逃げ込みます。
さすがに「フラワーパーク」内の建物の「花うりば」は広い面積を割いていて、
見たことも無いような種類のさまざまな花や、植物が並べられています。

 もう本当にみんな買い求めて帰りたいような気持にさえさせられましたが、財布が許してくれません。
でも、私たち貧しい夫婦でも買える範囲の小さな鉢をいくつも買い求めて、スベルべが運搬係。
帰りのバスの車中で、まだ未練がましく「あれを買えばよかった」なんて未練がましい言葉が口をつきます。

 ま、また一生懸命に働いて、そのご褒美として訪れることにしましょう。
その時は、買い求め損ねたあの花の鉢植えも忘れずに買ってくることにしましょう。
お誘いいただいた素敵な御夫婦。滅多にない週末の楽しい旅のご案内ありがとうございました。
お誘いでも無かったらひがな働くだけの哀れなスベルべ夫婦ですから(笑)。
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プレゼントを貰ったサンタクロース

2011-12-18 05:52:17 | 暮らし

 金曜日の夜は、忘年会兼歓迎会兼送別会でした。
歓迎会は、私の代わりに新規に運転手になる私の同級生と、産休代理の事務職の女性が対象。
送別会は私のものとなってしまいました。

 なってしまったと言うのは、二人の運転手が都合が悪く休んだ場合は私が出ます。
と、退職では無いと強調していた結果で、皆さんを戸惑わせてしまったようです。

 忘年会だと思い、気軽に出席したのに会場には歓迎、送別者の席が設けられ、
なんと私の席も指定されていて、あ、そうなのか、と思ったような次第でした。

 私の指定された席のテーブルの上には、こんな言葉が添えられていました。
うーん、嬉しくも有り、切なく有りがたい言葉が並んでいます。


 さて、盛り上がって文字通り縁もたけなわとなった頃、司会者が発声。
「これから、プレゼントの交換会をします。ただしプレゼントはゲームで品物を決めます」

 なんと、全員でサンタクロースの歌を歌い、「ストップ!」と、声をかけられた時点で、
手にしているプレゼントが、当人のものとして決定すると言う趣向。

 「慌てん坊のサンタクロース~♪」を大きな声で合唱しながらプレゼントの包みを手渡しで回します。
「ストップ!」の声でプレゼントを回す手が止まり、私の手には結構大きな包みが。

 「皆さんが手にした包みの中で、シールを貼った物が有ると思います。
その包みは、今ここで開いて、中の品物を着ていただきます」

 私が全員の視線が集まる中で開き、出てきたのはなんと「サンタクロース」の真っ赤な衣装。
皆の笑い声の中で、衣装をまとうスベルべ。帽子からひげまで丁寧に揃っています。

 皆さんのやんやの喝采に、大喜びではしゃぐスベルべでした。  
退職記念に花束まで頂き、これで酔わないようなスベルべではもちろん有りません。

女性が出席者の大半を占める中で、日本酒を頂いたのはスベルべのみ。
皆さんに次々とお酌をして頂き、記念撮影をして頂き大盛会のうちに終了を迎えました。

 でも、翌日二日酔いの頭で考えたのは、「さては、おちゃめな彼女たちの企みに嵌ったかな」なんて思い。
いや、それならば、それでよし。場を白けさせないで盛り上げるのも大人ってもんですよ。
って、これこそ故山口瞳さんでも無いけれど「酒飲みの自己弁護」には違いないけれど(笑)。


 すっかり出来上がり、上機嫌になったスベルべは「そうだ!このまま帰ろう!」
と、サンタクロースの格好のまま、皆様の拍手の中をしずしずと退場(笑)。

 迎えに来て下さったパートナー運転手の奥さんもさぞかし驚かれたことだったでしょう。
そして、上機嫌で帰宅したスベルべトーちゃんはこのままの格好で「只今ー」なんてドアを開けたのでした。

 今、考えるとびっくりしたマックスに噛み付かれなくて良かったなー。
いや、匂いと声で判断するマックスが、大切な御主人が酔ったとて間違えるはずもなかったか。

 とまー、こんな経緯で昨日の朝の辛かったこと、辛かったこと。
とてもブログをアップする気力も無く、置きだしたけれども再びこたつでうたた寝でした。

 でも、昨日は「タヌキ山のおばさん」から誘って頂いていて、有るところへと出かけるのでした。
さて、昨日のスベルべはどんな一日を過ごしたのでしょうか。はい、次の報告をお楽しみにー。 
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お休み、ありがとう山の畑よ

2011-12-16 05:49:25 | 

 昨夜は予報に反し、降雪は無かったけれども、週間天気予報には、雪だるまマークが続く。
昨日の朝は、夫婦二人とマックスで、朝食後すぐに、山の畑に向かった。

 収穫の終わった畑はなんだか寂しいような姿を見せます。
手前の私の畑に続く、お隣さんの「タラの木畑」も刈り取られて寒々としています。


 ネギはほぼ収穫を終えましたが、左の太ネギとその右に赤ネギが少し残してあります。
このネギは一度雪の下にして、来春甘さを楽しみましょう。
右手、山の端に続く場所は大豆「秘伝」の収穫後です。


 大根を主にした秋の野菜の収穫後。
青々とした葉も見えますが、切り取った葉物の株から芽生えた新芽でしょう。


 手前は枯れて来春の芽吹きを待つまで休眠の「アサズキ」です。
その向こうは、長岡の「すずきち」さんに大受けした「ニンジン」です。

 水害の後始末に追われ、一時期は雑草の中に埋もれていたニンジンでしたが、後半はよく盛り返してくれました。
向こうに、松の小枝が欲しいと、探しに歩く、赤いヤッケのスベルべママの姿が見えます。


 牛蒡を収穫するために、大きく掘り返した「牛蒡畑」の跡です。


 残っていた、まだ食べられる野菜や、活躍した「一輪車」を積んで帰宅します。
週刊天気予報の通りに雪が降ったら、来春まで訪れることも無くなるかもしれません。

 いや、もし雪が降り積もったら、スノーシューを履いて、マックスと雪の山を歩いて、
山の風景を見ることにしましょう。

 一年間頑張ってくれた山のよありがとう。
ゆっくりと春まで休んでおくれ「お休み山の畑」よ。「さようなら山の畑」よ。
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退職しました

2011-12-15 05:56:44 | 暮らし

 五年半ほど続けいてたパートの仕事を昨日限りで退職しました。
これは自宅にお送りしたオジーちゃんから、そっと手に握らせられたキャラメル。

 無口で何時もニコニコとされていた、オジーちゃんからの餞別です。
最後に固く手を握り「身体を大切にね、また会いましょう」と別れを告げました。
他にも靴下とか、下着のシャツとか色々な物をそっと手渡されました。


 スベルべママが最後の午後の出勤時に、買い物を頼むかもしれないから財布を忘れずに。と、言われた。
パートの終了時刻に買い物の内容を携帯で訪ねると「退職祝いにトーちゃんの食べたいものを買って来て」と言う。
 スーパーに立ち寄り、美味しそうな「天然ブリ」と「天然鯛」の刺身を買う。

 ついでに398円也のブリのアラを買うところは何時ものいじましいスベルべトーちゃん。
これで美味しい「ブリ大根」を作るのです。
夕食時には妻からねぎらいの言葉をもらいました。

 さて嬉しい事に、「切ねーのー(切ないねー)」と言う言葉を何人ものオバーちゃんから頂きました。
「オラーハレーがネーテー(私は張り合いが無いねー)」と言う言葉も。

 五年前は退職後の新たに始めようとした仕事の計画が挫折。
結構重度の「鬱状態」いえほぼ鬱病の中で始めた仕事でした。
お年寄りの皆さんは、新人運転手のスベルべを温かく迎えて下さいました。

 お年寄りを励ますどころか、反対に私が元気を授けられたのです。
送迎の都度、皆さんが集うお部屋に上がり込み、お茶を頂きながら会話を楽しみました。
私が畑仕事の話をすることも、畑仕事経験の多い皆さんには受けたようです。

 折角のお付き合いだから、こうして一緒に会話をするのも仕事かな。
なんて、思っていたのでしたが、二年ほど経って聞かされた言葉に驚いたものでした。
「今までの運転手さんで、こうして部屋に上がって頂いた人は初めてだった」と。

 私は一介のパートの運転手とは言え、この介護予防と言う分野の仕事は、
温かな会話を交わすことも仕事の内と信じて疑わなかったのでしたから、今となっては可笑しい話です。

 一週間に三回の施設利用の制限が設けられているから、曜日毎に参加のメンバーは変わります。
今週は、私の後任(同級生)の訓練を兼ね、二人で乗務していました。
そして、顔を合わせるのが最後になるお年寄りとは全てしっかりと手を握ってお別れをしたのです。

 昨日、最後の仕事はさすがに辛いものが有りました。
裏では、利用者全員で負担し餞別を。と言う話も立ち上っていたようです。
さすがにこれは「前例がない」と言うことで、諭されて中止になり、その話題だけが、
そっと私に耳打ちされていたのでした。

 こんなに長くお付き合いをしていると、家庭の事、嫁と姑の関係など、
聞かされなくても自然に分かってくるものです。
出来るだけ遅く帰宅したいと言う人は、お送りする順番を考えてもっとも遅くしたりもしていました。

 「さようなら、お達者で、風邪を引かないようにね」
「はい、あんたも身体を壊さないようにね、あんたは働き過ぎるから心配なの」
そうです、いつもぎりぎりに働くスベルべは随分皆さんにも心配されてものでした。

 温かな、そして筋張った小さな手を握って別れを告げ、
運転席に戻ると、涙があふれて困ったものでした。
さようなら、愛すべきお年寄り、いや、友人たちよ。
私は大丈夫です。皆さんも何時までも元気で暮らして下さい。
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