畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

ジャガイモの種イモが届く

2012-12-18 04:55:39 | 

 これから冬本番。厳しい冬が来ると言う時期に早くも来年の農作業が始まった。
少し留守にしていた間に、玄関に山のようにジャガイモの「種イモ」が積まれていたのです。

 早速表に運び出し、点検して再び地下の倉庫にしまい込む。
今回届けられたのは合計80キロでまだ50キロほど届く予定。


 定番の『男爵』は15キロ。


 これも我が家の定番になった『とうや』で30キロ。


 これも定番の『キタアカリ』で15キロ。


 さて、これが期待の我が家の新品種『十勝こがね』です。
「現代農業」と言う専門誌の特集を見て栽培を決めたけれども、一気に20キロは冒険だったかな。


 段ボール箱を開けて、一個ずつ点検し通気性十分なコンテナに詰め替える。
こうすると、出荷JA毎の品質の違いが良く分かります。

 どんな保管方法をしていたのか品質の違いも有りますね。
購入元の我がJA魚沼は分かっているのかなー、そして、LとMの箱が混在しているけれど同じ値段と言うのも解せない。


 この初めて聞く出荷元のJA大樹町さんは丁寧でしたよ。
こんな立派な説明書が同封されていましたからね。

 愛情を込めて作った自信の農作物だったらこんな風に扱いたいものです。
ヨシッ、来年も種イモの供給元、ジャガイモの本場、北海道に負けない美味しさのジャガイモを作りますよ。

 この種イモの山を見た隣のオトーさんは「一家で一年に食べきれない量!」なんて目を丸くしていました。
でも、まだ『シャドウクイーン』と『ノーザンルビー』が10キロずつ。

 そして、『インカの目覚め』も30キロ届きます。
深い雪の中で豊作を夢見て半年近く暮らすことにしましょう。
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藁仕事

2012-12-17 05:11:13 | 暮らし

 昨日は寒い中、朝八時集合で神社に飾るしめ縄を作りました。
先ずは、「藁をすぐる」事から始めます。
これは「しび」と呼ぶ、柔らかくて弱い部分を指先で掻き落とすのです。 


 次に藁を槌で叩いて柔らかくします。
藁全体に柔らかさ、しなやかさを与えて加工しやすくするための仕事。


 しめ縄は三本の縄を撚り合わせて太くします。
まず、日本を撚り合わせ次に残りの一本を合わせる方法も有ります。


 三人で力一杯撚り合わせ、一人が藁を少しずつ手渡し太さが一定になるように調整。
神社の当番は村を七班に分けて年毎に交代しまますから七年に一度の仕事になる。
さすがに七年前の仕事を覚えている人は少ない。そのため私は前の写真を参考のために揃えています。


 見事なしめ縄の出来上がり。
毎年出来具合は違うけれど、今年は中々の出来栄えです。


 積った雪の中で、出来上がったばかりのしめ縄を鳥居に飾る。


 めでたく新年を迎える準備が整った次第です。

 藁仕事をしているとやはり昔話に花が咲く。
先に選り取った「しび」と言う柔らかな部分を使った「藁蒲団」と言うものも有りました。
羽毛布団の羽毛の代わりに藁を使う、チープシックで身体に優しい自然のたまもの。

 そして、その「しび」や藁そのものをゴム長靴の中敷きとして使ったりしました。
どうしても貧しかった時代の事をみんなが思い出すようですね。

 「脱原発・卒原発も良いけれど、時代を戻してあの時代の暮らしをするということ」とはスベルべの発言。
豊かで便利になった暮らしを捨て去り、昔の暮らしに戻す覚悟を持っているのか甚だ疑問。

 自慢じゃないけれど、我が家なんてテレビも冷蔵庫もボイラーも世間一般よりも遅かったなー。
なーに、常に人よりも十年も違う、時代遅れの暮らしをしていたって事ですよ。
今でも私は時代が逆戻りしてもなんとかやっていける自信も有るつもりです。

 今回の総選挙も終り、劇的な変化を遂げたけれども当選した皆さん、公約を忘れないでね。
ま、私の投票した人は落選したし、比例区なんて『なし』と書いてきました。

 どの当選者にも、どの政党にも期待なんてしていません。
いずれにせよ、結果は国民の責任でもあると思うし、今の日本が変わるとも思わない。
「景気を回復」「福祉を充実」「原発に頼らない」ま、「眉に唾して騙されないようにしようっと」
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ついでにベストも買っちゃった

2012-12-16 05:28:19 | 暮らし

 降雪が続いたことが嘘のように晴れ上がった一昨日は家の外の掃除に追われた。
(春先に作ってあげたスズメのお宿の撤去など)

 昨日も時折り陽が射すほどの天気になったけれども、午後は二人で買いものに。
焼き芋の釜で、飛んだ火の子で穴を開けてしまったジーンズの購入も目的の一つ。
でも、スベルべママはこんなベストを見つけ「トーちゃん、ちょっと着てみない?」


 上着を脱いで、シャツの上に着用し大きな姿見で見ると、おー、中々の伊達男(笑)。
そして、ついでにとスベルべママも着てみると、やや大きめながらも中々似合う。

 うーん、良いけれども値段がねー、と、悩んだけれどもえいやーとばかりに決断。
ジーンズは「ルーズタイプしか無くって」なんて言われたけれどもOKOK。

 「そちらは、これの三倍ほどの価格です」なんて言われたジーンズも有ったけれども、
「ヨシッ、それは今度買う時にしましょう」で終り。ちなみにジーンズのサイズは変わらずの30インチ。


 ホームセンター、大型家電店と回り最後はスーパーで食べ物を。
スベルべママがマックスの散歩に出た間に、思いつきで買った「モツ」の煮込みを作ります。
「店で食べるモツ煮は美味しくないけれどもトーちゃんのは最高!」って、有り難う(笑)。


 午前中に大根を買いに来て頂いた長岡の『卯月』さんから頂いた、
鮭のアラの部分で「大根のアラ煮」も並行して作ります。
スベルべママがマックスと散歩している四十分ほどの間にほぼ終わって、後は煮込むだけ。 


 帰ってきたスベルべママは「ヨシッ、今夜は温野菜で行こう」と野菜を持ってくる。
「フルーツパプリカ」「Pタロー」「スクマイキ」「温海蕪」「紅化粧大根」などに切昆布も。


 ま、特別洒落た食べ物では無いけれど、年寄りの食事にはぴったりかな。と、自画自賛(笑)。
つきましては、えーと、と言うことでこんなお酒を開けてみました。

 久しぶりにゆっくりとした休日になったのでした。
でも、今日も朝から忙しい。選挙の投票、神社のしめ縄作り、そして、慰労会。
年賀状の受け付けも始まったようだし、徐々に雪国も年末に向かっています。
 
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朝日に雪が輝く朝

2012-12-15 04:36:07 | 風景

 昨日は二、三日前の大雪が嘘のように晴れた朝でした。
放射冷却現象で冷え込み、溶けた雪が凍っているので慎重に歩きます。


 歩道の除雪は車道の車道の除雪より遅かったのかまだ舗装は出ていない。
散歩を催促したマックスは、力強くリードを引きます。


 太陽は完全に山の端から顔を出しました。
左に見える看板は「防護柵なし注意」で、川端の防護柵の撤去のお知らせ。


 真ん中にそびえる山が日本百名山の一つ「越後駒ケ岳」です。
つい先日今回の降雪時に三人の登山者が遭難騒ぎを起こしたけれども無事で一安心。


 朝日に輝く我が家の裏山。
山の畑も1メートルをはるかに超える雪の下になっているでしょう。


 頂上の右手の高い所が、何時も下の風景を紹介する写真を撮るビューポイント。
年が明け、気持ちと身体に余裕が出来たら、スノーシューを履いて登ってみましょうか。

 忙しい師走も半月を過ぎています。
まだ年賀状も作っていないし、なんだか気ぜわしい日々。

 明日は神社のしめ縄を作って取り替える仕事が有ります。
おっと、どうせ国政を左右するなんて意味は無いけれど、選挙の投票にも行ってこなくては。

 でも、困りましたね、出来もしない嘘で塗り固められた公約ばかりの政党ばかりでねー。
あんなに嘘ばっかり並べたてた日にゃ、子供の教育にも宜しくないですぜ(笑)。
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もみじ園

2012-12-14 05:38:11 | 自然

 妻が「一度行ってみたい」と前から言っていた『もみじ園』に行きました。
日付は忘れたけれども、十二月に入って間もない冷たい雨の日のことです。


 残念と言おうか、当然とでも言おうかこの時期に紅葉しているもみじは少ない。
ほとんど落葉の終わった中で、小道を相合傘で歩きます。


 来年こそは紅葉の盛りに見たいものと思うけれども、秋の繁忙期に出かけるのは難しい。
畑仕事に追われる日常の悲しさですね。


 『もみじ園』の一角に洒落た平屋建ての建物が有る。
魚沼に比べたら降雪の少ないこの土地ならではの構造です。


 大地主か大富豪がお茶を楽しんだという風な趣です。
昔は個人所有であり、優雅な時を楽しむ粋人が居たと言うことでしょうか。


 最後になったけれども種明かし。『もみじ園』の説明です。
昔は、とんでもない富豪が存在したのですね。

 でも、今よりも苦しい暮らしを続けなければならない庶民もまた多かった時代だったのでしょう。
貧乏人で卑しいスベルべは、豪奢な暮らしの影の部分をどうしても考えてしまうのです。
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