畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雪と大根とマックスと(その3終り)

2012-12-08 20:44:17 | 風景

 畑に帰って、大根を抜き始めて間もなく「すずきち」さんのマスターが到着。
雪に潰され加減で、丈も伸びない「アスパラ菜」を愛おしそうな手つきで摘みます。
うふふ、マスターの摘んだ二束の価格は価格交渉の結果スベルべの提案でサービス、只と言うことに(笑)。


 二人でニンジンも沢山引き抜きました。
三回ほどの降雪を経験し、甘さで評判のスベルべのニンジンがまた一段と甘さを増している。


 さて、この時を考えて畑のもっとも入り口に近い所に作った大根。
「耐病総太り」「英才」の普通の大根二種類に、「紅しぐれ」「赤辛味大根」の計四種類が作られています。


 さすがに雪の下から引き抜きますから泥まみれです。
そして、全部が完璧とは言えず先端から空洞になっている不良品も有ります。

 そんな大根は先端から包丁で空洞が無くなるまで切り落とす。
切り落としたついでに、綺麗な部分を切り取ってマスターに食べてもらうと「美味い!梨みたい!」だって(笑)。


 マスターの都合で11時頃に30本ほどの収穫を終えて帰宅します。


 左の二列「英才」もその右二列「耐病総太り」もまだまだ有りますよ。


 マックスは軽トラの運転席で見物。


 つい、居眠りをしてしまうマックスです。
歳を取ると口の周りが白くなるなんて、嘘だと思っていたらホントですね。
これじゃ、飼い主スベルべの頭髪と良い勝負ですよ(笑)。

 さて、天候もまずまずだったのはここまで、午後は一転強い雪になったしまった。
午前だけのパートを終えて帰宅したスベルべママの慌てること慌てること。

 あの、午前中に残した四列のみならず、柿の木の横の畑からも雪を掘りながら収穫。
午後四時頃までかけて残った大根のほとんどとネギを引きぬいて、雪にハンドルを取られながら帰ります。

 そして、帰宅して100本を越える大根を降りしきる雪の中で洗います。
もう寒くて寒くて、仕事を終えて家に飛び込み予め入れていた風呂に飛び込みました。

 冷え切った手足の先がジンジンと疼きます。
帰りには残していた一輪車などの機材も積んできたし、山の畑の仕事も一段落。
少し、風呂で温まるとうとうとと眠りに陥りそうになっちゃいました。

                   (終り)
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雪と大根とマックスと(その2)

2012-12-08 12:08:30 | 風景

 畑に到着し、思ったよりも少ない雪にほっと一息。
まだ、大根の存在も分かりますね。


 マックスはリードを着け表に出て張り切る。
やはり、マックスは雪が好きと言うか体質に合うんですね。 


 薄く積った雪原の彼方にシャングリラ「木沢集落」が浮かびます。


 マックスと何時ものビューポイントに向かいます。


 下の村を見ます。山の上とは違い雪は見えない。
標高差70メートルほどでこれだけ違う雪の量。


 遠く、湯之谷、小出方面を望みます。
「さー、帰って大根でも採ろうか」マックスに話しかけて畑に帰ります。

                     (続く)
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雪と大根とマックスと(その1)

2012-12-08 05:38:02 | 風景

 さて、二日間遊んだしその間に雪も降りました。
朝からマックスと軽トラで大根の収穫に山の畑へ向かいます。

 途中で左に見える車道に軽トラを停め、景色のよい高台へと登る。
薄く積った雪の上に点々と見える足跡は、タヌキのものでしょう。


 越後三山は雲間からかろうじて見えます。
景色を眺めていると、「越後の台所 すずきち」さんのマスターから携帯に着信。
金曜日は定例の仕入れの日なのだけれど、敢えてこちらからの連絡は入れなかったからです。


 さすがに、沢を挟んだ向こうの平の畑にも人影は無い。
「すずきち」さんのマスターとは山の畑で落ち合うことになった。


 遠く「巻機山」も霞みます。


 昨年の水害で崩れたと思われる場所を覗きこむマックス。
雪が降るような寒さは、大好きで体調も良好、食欲モリモリです。


 牛の飼料用トウモロコシ畑の収穫跡。
向こうの杉林を通り、斜面を少し下ると我が家の畑になります。


 さて、「すずきち」さんとの約束の時刻は一時間後。
それまでに畑に行き、大根の収穫をする事にしましょう。

                        (続く)
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