畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

冬近し「立冬」の日

2018-11-10 04:32:07 | 自然

 

 立冬の日の山道、農道です。

この辺りで標高は100メートル程と思うけれど、もうすっかり紅葉しています。

 

  農道の奥の左側に緑色が見えます。

周囲の紅葉に比べやけに濃い緑色は、法面の災害復旧に伴い施行された植生工の色。

  その、植生工を施されたところまで来ると、沢を挟んだ反対側の山が良く見える。

向こうの畑は雪降り前に、「ウルイ」の根の掘り上げで忙しそう。雪が間近になり気持ちも急く日々です。

 

  父が亡くなった平成14年は、亡くなった当日の11月4日に初雪が降った。

初雪にしては大量の雪で、翌5日の朝には除雪車さえ出動していたのでした。

 

  ここのところ、毎年採り続けていた「ツルウメモドキ」です。

台風で早々と大事な実の表皮が剥がれてしまったり、そして多忙さも有り採り損ねてしまった。

 

 鈴なりのツルウメモドキですが、こうして表皮が剥げると飾ってもその表皮が落ちてしまう。

まだ、表皮を冠り緑色が残っている頃が採り時期なのだけれど、残念です。

 ここのところ山の畑には上がっていないスベルべママからの催促も無し。

ま、良いでしょう。笑われるかも知れないけれど、来年はもっと蔓葉が繁り立派になることでしょうから。

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戦い済んで日が暮れて

2018-11-09 04:36:49 | 暮らし

 忙しい一日だった。

午前11時に病院の予約が入っていた。(人間ドッグでPSAの値が高かったので)

 待ち時間50分の検査結果の通知が3分!。(結果は正常値、1年後に再診の予約)

終わったのが12時過ぎだったけれども行きたかった〇〇クロに行き冬ものの買い物。

 帰宅し2時半にバドミントン指導のために母校である小学校に急行。

終えて、挨拶もそこそこに、翌日のスズキチの仕入れに備えて山の畑に急ぎました。

 

 初雪、初冠雪の越後三山もここのところの温かさで雪はわずかに見えるのみ。

個の温かさが続いてくれたら良いのだけれど、もう数日でまた寒くなるらしい。

 

 山の畑に到着すると、隣の蕎麦畑は午前中の仕事で刈り終わっていました。

そして、ブーンと言う大きな音が聞こえたが、これはそのまた隣の飼料用トウモロコシの収穫作業でした。

 

 野菜が見えるうちにと根菜を大根、蕪類そしてまだ見えることを良い事に再び大根採り。

手元が見えるうちは混載の収穫を続けました。葉物野菜は朝一にとることにしましょう。新鮮第一ですから。

 飼料用トウモロコシは専用のアタッチメントを取り付けたトラクターでの刈り入れ。

しまいにはライトを点けての仕事となって居ました。

 

 暗くなり、収穫作業は無理になり、大急ぎで山から下ります。遠い町並みには電灯の明かりが点き始めています。

農天市場に行き照明の電灯を灯して根菜の水洗い。6時半前には洗い終えたけれども、もう周りは真っ暗闇。

 病院に行く前には手伝いの友人が雪囲いのために切り落とした木々の枝を山の畑の脇まで運搬。

こんな風にいつも忙しい秋の一日だけれど、昨日は特別に忙しく、家にたどり着くと「戦い済んで」の感でした。

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山芋のむかご採り

2018-11-08 04:15:57 | 山菜

 山の畑への道すがら山芋のむかごを採った。

前から気になって仕方なかったのです。同じむかごでも山芋と長芋とでは味が全く違いますから。

 

  家宝に近くなってきた古くて大きな箕を家から持ち出した。

家宝とは言っても、豆のゴミを篩い取る際にはまだ便利で現役。でも、我が家には三つあります。

 

  こんな山芋の蔓、そして「むかご」を見つけたら、「箕」をその下に突っ込む。

そして、蔓の絡まっている枝葉を揺さぶると、パラパラと音を立てて「箕」の上に落ちてきます。

 

  「むかご」と一緒に葉っぱや小枝が落ちてきます。

いや、時には昆虫たちも落ちてくるのだけれど、今回はそれも見かけなかったなー。

 

 形も大きさもバラバラだけれど、結構な量を採取出来ましたよ。

帰宅して、夕方遅く鳴ったので地下の蛍光灯の下で選別して出来上がり。

 多いとは言え、炒って塩を振って食べるほどの量ではない。

「むかごの炊き込みご飯」にするには少し多すぎるかな。いや、二回楽しむ事が出来るかもしれません。

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カラフル野菜

2018-11-07 04:43:52 | 野菜

 「紫祭」という名前の紫色の小松菜です。

熱を加えると、ただの緑色になってしまうけれど、さっと湯通しする程度だったら色落ちしません。

 

 「紅法師」という名前の紫色の水菜です。

生でサラダに使って良し、漬物にもなる。食卓を彩ります。

 

 「赤リアスからし菜」です。

葉先の紫色は、やはりサラダに最適。サラダが華やぎます。

 

 「レッドマスタード」です。

赤からし菜と直訳したのでは面白くない。カタカナ名前だと少し洒落て聞こえるかな。

 

 月曜日にケーブルテレビの番組「魚沼農業日記」の収録があり、こんな野菜を紹介。

いや、他にもカラフル大根「紅クルリ」「北京紅芯大根」「ビタミン大根」「紅しぐれ」などを紹介。

 「スベルべさんて、赤い野菜が好きですねー」なんてアナウンサーに言われてしまいました。

でも、好きなのはスベルべではなくて、使って下さる飲食業の皆さんです。普通のお客様はあまり買わないなー(笑)。

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錦秋の山道へ

2018-11-06 04:26:39 | 風景

 昨日は気温の高い一日で一人で山の畑で仕事に励んでいました。

休憩代わりに気まぐれで、ふと古い道の様子を見たくなった。通る人も無く薮のような状態です。

 

 ここは急な坂道で、途中から見る風景はいつ見ても素晴らしい。

紅葉も盛りとなり、正に錦秋の秋。真ん中にJR上越線が見えます。

 

 両側を山に囲まれた盆地状の我が故郷です。

最も奥に見える家並みは魚沼市の中心地、小出地域。

 

 何年か前までは、スベルべが一人で刈り払いをしていたがそれも止めてしまった。

そのために、雑木は繁り放題でこんな有様。もう一度歩けるようにするには大々的な作業が必要です。

 

 急斜面の道が山頂の平地に変わったあたりに唐松があり、その根元にキノコが出ていた。

「イグチ」でしょう。昔は「カラマツタケ」なんて呼んでいましたが、食用になるキノコです。

 

 50年余り前の光景。背負っているのはきっとさつま芋でしょう。

畑でさつま芋の収穫をし、帰るところで急斜面を降り始める前の休憩でしょうか。

 50年前と言うと自動車も無く、山の畑との往復は徒歩のみでした。

標高差140メートル余りの山道は険しく苦しい道のりでした。でも、何だかみんなが幸せな時代でした。

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