今年は中々見ている時間も取れないけれど、我が家には古い物も多い。
年代で言うと明治年間の仏事関係の記録が和紙に書かれてつづられている。
明治22年に行われた33回忌の記録ですから、亡くなられた先祖の没年は江戸時代です。
その頃の記録には俗名は無く、代々名乗っていた屋号になっていました。
達筆で書かれたお手持ちの記録。
お手持ちの内容よりも気になるのは持参したお客様の名前です。
昨年の冬にも一覧表を作って整理しましたが、なかなか分からない。
結婚、嫁入りしても33回忌を行うと、お付合いは終わりになっていたようですから。
どう考えても、そのルーツが分からないお客様の名前も。
そして、持ち物に必ず野菜などが入っているのは、慶弔すべてが自宅で行われていたからです。
ご先祖は律義だったのでしょう。
ご馳走のメニューまで書いてあり、興味を惹かれます。
これらを資料として、姻戚関係も拾い出して表に作っています。
大げさな家系図でも無いけれど、近在に実存する付き合いの途絶えた家もあり、興味を惹かれます。
自分、我が家の歴史に興味が行くなんて、自身が年老いた証拠でしょうか。
亡父が行っていたように仏壇に手を合わせることも普通に行う年齢になってしまいました。