蓮丈那智フィールドファイルⅢ
「憑代忌」助手の内藤の写真を欲しがる学生達の思惑はエスカレートしていき
そんな時 那智から言われ調査に行った家で殺人が起きる
それは人形が原因なのだろうか
「湖底祀」湖底に鳥居があると言う だがそれ以上はないだろうーと那智は言う
遺跡に罪なく めぐる人間に悪はある
「棄神祭」那智の学生時代につながる出来事 しみじみした思い出と 当時から那智は那智なのだと納得させられる
その一言ゆえに 殺人は起きた
「写楽・考」 行方不明の男は どうなったのか
そして冬の狐 陶子も出てきて 北森ファンには嬉しい短編です
このタイトルは おおいなるヒントにもなっていますね
夢のある作品です
再読
何度読んでも面白い そして細部を忘れている自分に気がつきます
名前が出てこない狐目のお方が 私は好きです