夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「男たちの大和」平成17年公開 東映作品

2006-09-06 23:59:22 | 映画

原作・辺見じゅん女史 出演 渡 哲也 林 隆三 長嶋一成 中村獅童 反町隆史 勝野洋 高知東生

鈴木京香 仲代達也

昭和20年 4月 不沈艦と呼ばれた 戦艦大和は 沈んだ

護衛機もなく 雲霞のごとき数の敵の戦機 駆逐艦 戦艦の攻撃の前に 見殺しにされた 3333名の乗組員のうち 生き残った者は200余名なのだと言う

その悲惨な戦い 床が血で滑ったのだと

日本の再生を信じ 死んでいった命への鎮魂歌

映画は展開が早いので 原作と 辺見女史が 丹念に取材したノンフィクション「男たちの大和」上下(ハルキ文庫)も できれば読んで下さい


「暗号名はゼロ」―11―

2006-09-06 00:37:03 | 自作の小説

ローマ人ふうデザインだが 水玉模様 露出度高し
そんなドレスをレベッカは着た

ゼロは何処からかレースの肩掛けを見つけてきて 露出度が高い肩と胸を 覆った

レベッカは感謝の視線を向けた

案内されて食堂へ レベッカが姿を現すと アンディは涎をたらした

でもって運ばれてきた料理には水玉にソースがかかっていた

―こ・・・ここまで拘る!?

艶やかな笑みを浮かべるレベッカだが ひきつりそうになる

ゼロは言った お人形さんは考えない 怒らない

殆ど喋らない

きょとんとした表情か笑っている

「馬鹿じゃない」とレベッカ

「馬鹿なんだ」とゼロ あほに馬鹿 似合いのカップルだろう―と

すすめられたワインはさすがに水玉ではなかった

デザートも水玉のゼリーがかかったケーキ

食後アンディは言った「水玉コレクションお見せしましょう」

「おお!それは素晴らしい 戦車も水玉仕様がおありとか」

ゼロが身を乗り出す

ひたすら 喋り倒す

そして 時間は流れた

「いや~楽しかった おや?欠伸が出ましたね 我が友アンディお疲れなのでは 楽しくて時間が経つのを忘れておりました

ではこの辺で おやすみなさい」

ゼロはレベッカを連れて 部屋へ引き上げる

「さっきのあれは・・・」

「薬入りワインのおかげで我が友アンディは朝までぐっすりだろう」

そしてゼロはバンダナを外した 明るく輝く頭が出現する

「便利だろう?照明は必要なしだ」

そして光る頭は 部屋を出ていった