軍隊から帰ってくると 街は腐敗していた
幼馴染みの経営するカジノ いかさま クスリ 警察も賄賂をもらい 見逃している
街に正義を取り戻す戦いを始める主人公
現実にあった出来事に基づき つくられた映画だそうです
軍隊から帰ってくると 街は腐敗していた
幼馴染みの経営するカジノ いかさま クスリ 警察も賄賂をもらい 見逃している
街に正義を取り戻す戦いを始める主人公
現実にあった出来事に基づき つくられた映画だそうです
「お嬢さん」とオオゾン・フエルズは言った
「世界同一同盟ではない 統一同盟だ “世界は俺っちのものだよ~ん”なる崇高な理想のもとに作られている
神がこの世にいれば 戦争はなくなるのだ
永久に
わたしが君の父上の研究を完成させ 善き方向に導くならば
世界は わたしに従うだろう」
―誇大妄想 自己過信バカ!― と思ったが 賢明にもレベッカは 言葉に出しはしなかった
「不死身の軍隊に 不老不死の素晴らしい指導者」
演説は続いていた 自己陶酔しているらしい
「君が協力すればゼロを使える 何故なら君はゼロの・・・」
「私はゼロの?」
「知りたければ 同盟に入ることだ」
じっとレベッカを見て無気味な笑みを浮かべた 「ここからは逃げだせんよ 合い言葉がなくてはな
よく考えることだ」
言いたいことを言うと オオゾン・フエルズは闇の中へ消えた
レベッカは知らなかったが 太った男はMr.フクレトン
痩せた男はMr.ガリガリッコ
世界統一同盟のNO2とNO3である
二人は一卵性双生児であった
誰も信じないが 極端に太ったのと痩せたので 似ていないように見えるのだ
「分かった」ガリガリッコは言った 「それでは五目ならべで勝負をつけようじゃないか これならズルはできないぞ」
「手が滑ったと ひっくり返すのとかは なしだぞ」
「それはお前のしていることだろう」
―こ・・・この人達って―
喧嘩する声を背中で聞きながら 進む
広くなった場所へ出た そこの壁に 妖艶な女性の肖像画がかけてあった
豪華な金糸の髪 緑の瞳
―何処か見覚えあるような?!―
うっかりレベッカは警戒する事を忘れていた 余りにアホな二人の男の会話に毒気を抜かれていたのかもしれない
「アンディは その絵の女性が理想らしい
瞳の色を除いて あなたによく似ている
ぎょっとして 振り返ると 車椅子に銀髪の男性が座っていた
「お初にお目にかかる“世界統一同盟”代表オオゾン・フエルズです」
―大損増える図?なんて景気悪い名前なの―
「はじめまして」今更逃げ隠れしても仕方ないもの 「アンディさんと鬼ごっこ中なんです」
「あれは変に子供っぽいからして」
「質問していいですか?」
「なんなりと」
「世界同一同盟とは いったい何なのです?」
数年前叔父と 旅をした麻沙子は 男性から凝視され 不快な思いをする
再び叔父と九州へ旅行した彼女は 叔母が勝手に山林を売ったことを知った
店は繁盛しているのに 資金繰りに苦しんでいるらしい叔母
叔母の隆子は 母の妹で麻沙子と面差しが よく似ていた
友人である記者の手を借りて 調べ始めると 次から次へと 叔母に関わりのある人間が死んでいく
何故?!
やがて判明した事実は・・・重く苦しいものだった
あの旅が 無かったらー
まだ汽車の窓から駅弁やお茶が買えた時代のお話です
ヒロインは多少 私などからしたら 我侭に見えますが
記者に事件の調査を頼みながら 思い通りにいかないと不機嫌になってみたり
助けようとして 追い詰めてしまう
皮肉な結果に終わるのです