夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

紫堂恭子先生「不死鳥のタマゴ」3 角川書店

2006-09-01 20:09:34 | 本と雑誌

紫堂恭子先生「不死鳥のタマゴ」3  角川書店
クリスが拾った奇妙な物体は 不死鳥になるのだと言う 丸くて食い意地はったおっちょこちょいだが

憎めないそれは ちゅんと名付けられた

クリスはここへ 命の恩人を捜しにきたのだが 見つからない

気になる女の子キャロルには 妙な誤解をされるし 変なものには恋されるし

それでも新しい友人を得て 村にも溶け込むクリス

そんな彼を死に神が迎えにきた

彼は死ぬべき人間であったと言う

ギャグが適度にちりばめられ 楽しさと美しさが交差する これは 紫堂ワールド 学校帰り 娘が見つけて買ってきてくれました 最終巻です


鯖の生姜煮

2006-09-01 17:46:04 | 食・レシピ

鯖の生姜煮
鯖の生姜煮
あっさり和風で

腎臓が悪い母には レタスを湯通しして柔らかくして これを甘辛く調味したお味噌を少しつけて食べます

あとは卵焼きでも作りましょうか

近いうちに炊き込みご飯作ろうかな?

牛蒡のささがき にんじん 筍 マイタケ 椎茸 鶏肉 蒲鉾

秋は時代小説に出てくるような ご飯やおやつが食べたくなります ほんのちょっとの工夫 手間

そうしたものが懐かしく思われ また憬れます


本の紹介もしくは感想で気をつけている事

2006-09-01 16:46:59 | 子供のこと身辺雑記

生前 淀川長治さんが言っておられた

「どんなひどい映画にも褒められる良い箇所がある そこを見つけるのだ」

なんと広い心だろう

中にはつまらない どうしようもないものも あるだろうに

それから浜村淳さんのラジオでの 映画解説 画面がないのに ありありと想像できる素晴らしい喋り 話し方をされる

映画館へ今すぐ行きたくなるような

あれが理想である

だから出来るだけ{嫌い}とか 読んだ本を否定する事は 書かないようにしている

私には合わなくても 他の人は好きかもしれないし 現在の年齢の私に理解できないだけかもしれないから

自分の年齢の限られた経験で 判断して押しつけてもいけないと思うから

人の振りみて・・・・・という言葉があるけれど

同じ本を読んで 人はどう受け止め どんな感想を書いたのか

知ることができるのも ネットの世界の有り難さ

勉強になっています


出久根達郎著「おんな飛脚人 世直し大明神」講談社

2006-09-01 16:29:53 | 本と雑誌

出久根達郎著「おんな飛脚人 世直し大明神」講談社
飛脚問屋 十六屋のおかみ夫婦は子がないことと亭主が胸の病重いことから 清太郎とまどかに店を任したいと言う

できれば二人に夫婦になってもらって ほら夫婦養子でさ

互いに憎からず思っている二人だし はたから見ても似合いの二人なのだが

忙しすぎるせいもあるのか 仲がじれったいように進まない

そこへ地震がやってくる

そして火事も・・・

焼けた江戸の町を 飛脚が走る

悪党たちも蠢く

おんな飛脚まどかの花嫁姿が見たい気がします

続きは又書いてもらえるのかしら?


出久根達郎著「おんな飛脚人」講談社文庫

2006-09-01 11:10:26 | 本と雑誌

出久根達郎著「おんな飛脚人」講談社文庫
数年前NHKにてドラマ化されました 「人情とどけます」

現在NHK名作アワーで 再放送されています

まどかは母と思う女性を捜す為に 江戸へ出てきて脚の早さから 飛脚になります

同じ日に採用されたのが清太郎でした

二人を雇った「十六屋」は 姑と主人が病気で お女将さんが切り盛りしていたのです

やがて めっぽう脚の早い二人は 様々な事件に関わりながら 評判を呼び 人気を集めます

それは十六屋から他の飛脚屋へ変わった人間から恨まれ 嫌がらせを受けるほどでした

まどかの 優しい言葉遣いが いいです

なりは男の飛脚姿でも 逆にいじらしく 女らしさが匂います

江戸時代のキャリアウーマン 走る

作者のあとがきにある通り

次の作品の舞台は 安政の大地震

小説の題は「おんな飛脚人 世直し大明神」です

少し{仲}が 進んだ 清太郎とまどかに 会えるかもしれません


「暗号名はゼロ」―8―

2006-09-01 00:09:59 | 自作の小説

ゼロは いつにもまして 頭を磨いていた

念入りに丁寧にハタ迷惑なほど輝かせていた・・・

しかも折角磨き上げた頭にバンダナを巻き付ける

でもって服は黒いシャツ 黒いネクタイ 黒いジャケット 黒いズボン

いつ お葬式があってもOKスタイルである

それなのにレベッカが着る物には五月蠅い

まるで嫁(い)き遅れの 伯母さんのようだ

{髪は豪華にカールさせて

ドレスの裾は膝より少し下 靴の高さは―}

メイクのプロまで呼んできていた

濡れたように輝くピンクのグロス

た~~~っぷりのマスカラ

仕上がりは

「これじゃ~お人形じゃない!」

「ウン」 ゼロは笑った「奴さんは お人形さんが好きなんだ」

その人の悪そうな笑顔に レベッカは『ゲッ』と思った

研究だけしていれば いい静かな日々は 何処へ行ってしまったのだろう

ゼロは出かける前 眼帯をつけた

「何の真似?」

「お嬢ちゃん 最近海賊ブームなんだよ」

「海賊は ネクタイなんかしないと思うわ」

「固いこといいっこなし」

つ~~~かね 思いっきり変!でしょう

その姿

「では 行こう」

聞きしに勝る変な城へ ゼロとレベッカは乗り込むのだ

何の助けにもならないゼロの{いきあたりばったり}な作戦を持って

「出たとこ勝負」とも言うな―

更に不安になることをゼロは言う