夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「暗号名はゼロ」―12―

2006-09-09 23:08:21 | 自作の小説

与えられた部屋に細工をすると ゼロは目をつけていた場所へ向かった

靴音の響きが違った場所へ辿着くと 片目を覆う眼帯を操作する

どういう仕組みになっているのか ゼロは壁灯を触り 仕掛けを探り当てた

床が沈む

そして階段が現れた

ためらうことなく 彼は降りていく

ゼロの身に何が起きたのか 翌朝 彼は姿を見せなかった

そしてレベッカの受難が始まる・・・

「お連れの方が いない よくある事です

古い城だけに 時々人間を食べるようなのです」

嬉しそうにアンディが言う

「マーブルチョコレートを食べると元気が出ますよ」 更に言うのだった

巨大な皿にテンコ盛りされたマーブルチョコレートが運ばれてきた 「朝食には マーブルチョコレートが一番です」

なんだそうだ


有栖川有栖著「乱烏の島」新潮社

2006-09-09 22:58:16 | 本と雑誌

有栖川有栖著「乱烏の島」新潮社
休暇をとった火村と有栖川は 字の見間違いから 他の島に運ばれる

ほぼ無人島と化した 烏島には たまたま集まった いわくありげな人々がいた

船の都合がつかないことから 屋根裏部屋へ泊めてもらうことになる有栖川と火村

そこへ ヘリでIT長者が現れる

島を訪問してる博士に クローンを作らせる為に

だが博士は断る

二つの殺人

動機は何なのか 同じ犯人なのか

烏が ついばむ死体

詩人の若くして死んだ妻

男の子と女の子

エドガー・アラン・ポーの作品が 効果的に使われています

烏の島へ いらっしゃいませ

助教授 火村は 犯罪を研究し 作家である友人 有栖川を ワトソン役に 多くの事件に ぶつかってきました

著者 有栖川有栖は 綾辻行人と共に 「安楽椅子探偵」シリーズを 創作しています

時空を超えて存在する名探偵の 活躍はDVD化されております

殺人は笑いと共に こちらは楽しいシリーズです

「乱烏の島」で ウケた会話

火村「落ちるなら自分一人で、という気高い心掛けか。ありがたいな」

有栖川「ああ、そうや。けれど、上からお前が落ちてきたら必ず身をかわしてやる」