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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「シャイアン」(1964年 アメリカ映画)

2013-07-11 16:29:13 | 映画

いつ終わるのだろうと^^;思うほど長い映画では ありました

語り手(ナレーター)は居留地から脱走し故郷を目指す先住民のシャイアン族を追跡することになるトーマス アーチャー大尉(リチャード ウイードマーク)

1878年9月7日 シャイアン族の居留地の朝 故郷と似ても似つかない不毛の地で三人の族長は白人と交わした約束が守られることを祈っていた

食糧とて満足になく薬などの医療品も支給されない

多くの人間がこの居留地で死んでいた

彼等は苛酷な生活が少しでも改善されることを願っていたが

「皆がここの悲惨さを知るべきなんだ」とアーチャー大尉は思っている

聖職にある叔父についてきて学校の先生をしている金髪の美しい女性デボラ ライト(キャロル ベーカー)はクエーカー 軍人のアーチャー大尉とは相いれないと思っている

シャイアン族の子供たちはデボラになついていて 視察に来る先住民管理局のお偉方をもてなす準備する彼女の手伝いをする

様子を見にきたアーチャー大尉も デボラを手伝う

シャイアン族達は早くからやってきてお偉方を待っていたのだが

何時間経とうと 上院議員たちの一行は来ない

焦れて偵察に向かった兵士が返事を持って戻ってくる

その間にシャイアン族の族長の一人の老人は疲労から倒れる

誇りから立ち上がるが

兵士が持ち帰った手紙には悪天候のために視察の一行は引き返したとある

白人はまた約束を守らなかった 嘘をついた

シャイアン族たちは ある決意を胸にその場を去っていく

怒りと諦め 悲嘆「我々は色々覚えるように言われた 白人は何も覚えない」

白人の子供は嘘だ 子供たちは そんな言葉を覚えないほうがいい

(我々が白人の言葉を覚えたのは)真実を話す白人がいた頃だ

ー歴史の脚注としか思われない事件は こうして始まったーとアーチャー大尉のナレーター入ります

アーチャー大尉のシャイアン族評「生まれた時から兵士 勇敢で頭がきれる」

子供たちが来ると信じて学校の授業が始まる鐘を鳴らし 教室で寝泊まりしようとするデボラをアーチャー大尉は案じる

黒板に「結婚してくれるかい」と書いて去るお茶目なところもある

口許に笑みをうかべながら その文字を消すデボラ

シャイアン達は脱走の準備をしている

案じて様子を見にきたデボラがどういうことか尋ねると シャイアン族への扱いを抗議したことを覚えているというリトルウルフは「君には関係ない」

デボラがスペイン女性と呼ぶ族長の一人の妻は シャイアンは故郷へ帰るつもりだと教えた

一番偉い族長の老人は病気だしそんな長い旅をしたら死んでしまうと言うデボラに

「ここでは死なない」

白人に押し付けられた不毛の地を離れ故郷へ帰るのだと

翌日 シャイアン族の様子を見にきたアーチャーはもぬけの殻の様子に「逃げたか」

学校の黒板にはデボラが黒板に書き残していた

「先住民の子供たちと一緒に行くと決めました おじには心配ないと伝えてください」

部下を連れアーチャーはシャイアン族を追う

若い兵士スコットは意気盛んだ「これで奴らを殺せる」

アーチャーが聞きとがめ理由を尋ねると スコットは答えた 自分が10歳の時に父親が先住民に虐殺されたと

死んだ父親の復讐のために先住民を殺したい だから入隊したと

アーチャーは教える スコットの父親を知っていたと

シャイアン族は追ってくる兵隊を場所を選んで待ち伏せする

嫌な予感がすると偵察を出すアーチャー

案の定 偵察は攻撃され アーチャーは作戦を立てるが アホでとんちきな司令官が台無しにする

大砲が使用されデボラの近くにいた少女が足を負傷する

無能な何の役にも立たないアーチャーの上官も戦死

シャイアン族はデボラに言う

「犬でさえ好きなところに行けるのに シャイアンは行けない」

そしてデボラに言うのだ「あなたは自由だ」

デボラはシャイアン族と共に行動することを選択

老いた病気の族長は死に 族を代表するシルシのものを一人に渡す

渡された族長は案じていた 今一人の族長の息子が彼の若い妻を盗もうとしている

病死した前の族長はシャイアン族の仕来り通りに葬られる

最初の戦いで死んだ人間は9名だったが カンザスの新聞では29名に 他では69名 また109名と話が広がるごとに数が増えていく

ー西部に不安が広がったー

シャイアンの故郷まで1900キロ

一方 長官(エドワード G ロビンソン)は 自分たちの利益のみを追及する人々相手の駆け引きに追われていた

乏しい食料で旅を続けるシャイアン族は飢えていて スー族と共に南から来るバッフアローに望みを託していた

けれど白人のハンター達が食料としてでなく毛皮のために 先にバッフアローを殺してしまっていた

アーチャーはシャイアンをみつけ 囲い込んで降伏させる作戦をとろうとするが 血気にはやるバカ スコットが命令に逆らい突撃して シャイアンの罠にかかり焼き討ちにあう

足を負傷しつつ戻ったスコット

新聞記事にはシャイアンがしてもいない事件を起こしたと

一度でいいからシャイアンを殺したかったと そんなならず者に嬲り殺しにされるシャイアンもいた

ドッジシテイではワイアットアープ(ジェームズ スチュアート)が ドク ホリデイ(アーサー ケネデイ)とポーカーをしている

街の金持はシャイアンの記事におびえていた

シャイアンを殺し頭の皮をはいできたと自慢するならず者たちが酒場にやってきて ワイアットに喧嘩を売り逆にやっつけられる

ワイアットとドクホリデイはいきがかり上シャイアン族退治に参加することになる

このドッジシテイのいきさつは特になくても映画は成立するかと思えます

むしろ無いほうが すっきりするかも

シャイアン族は見回りの目をのがれ 夜 橋を渡る汽車の音にまぎれるように川を渡っていきます

アーチャーの部下の曹長は コザックになりたくないから兵隊をやめると アーチャーに言います

自分はポーランド人だと

アーチャーが以前はシャイアンと戦ったじゃないかと言うと

以前のシャイアン族は戦う意思があった

女子供 飢えた弱った

翌朝 見回りの兵士は川で聖書をみつける それはデボラのものだった

遂に川を渡ったか

アーチャーは追跡を始める

と横に兵士をやめたはずのポーランド人が

「おはようウイチョフスキー」と声かけるアーチャー

「いいえ曹長です 着任しました」

いつしか季節は秋から冬になった

兵達が休んでいると一騎近づいてくる

足の負傷で置いていったスコットだ

スコット「着任しました」

許可は出たのかと尋ねるとアーチャーに「抜けてきました」と答えるスコット

アーチャー「いい兵隊になったな」

スコット「どうも」

雪の中 シャイアン族は食べるものがない

シャイアン族は二派に分かれた あくまで故郷を目指す人間と近い砦に投降しようとする人間

乞われてデボラはロビンソン砦に同行する

厳寒のネブラスカ北部

デボラを仲介に自分たちの窮状を訴えようと考えるシャイアン

最初は良い人間に見えた砦の司令官だが まず命令ありきの男で自分の意見がとおらないとムキになるのだ

デボラが連れてきた少女の足の傷を診た軍医は 厳しい旅だったんだね 栄養失調がひどいと言う

そして足の手術もしてくれると話した

砦にアーチャーも兵達とやってくる

上層部から命令が届く そこには

シャイアン族を居留地に戻すようにあった

女子供が多く氷点下10度の外へと今すぐにも出そうとする砦の司令官

アーチャーは書類を書き 気にする砦の司令官へ2週間の休暇願だととぼける

砦の軍医はシャイアン族の少女のために酒を抜き手術をはじめようとしていた

肺炎でシャイアン族の少女と同じ病室にいたスコットは 少女と言葉を教えあうほどに仲良くなっていた

スコットからはシャイアン族への偏見と恨みは消えたように見える

決意を胸に砦を離れるアーチャー

直接 内務長官にシャイアン族のことを訴えに行くのだった

シャイアン族のことはシュルツ長官も気にかけていた

シュルツ長官「ロビンソン砦の者と会いたかった」と アーチャーを隠れ家へ案内する

シュルツ長官「なぜ軍歴を危険にさらしてまで」

そうアーチャーに長官は問う 命令違反とか 優秀な軍人でもあるアーチャーへの非難が書かれた書類も届いていたのだ

アーチャーは答えた しっかりと「上層部への敬意を疑うものを見たんです

わたしは彼等の苦難を見た」

先住民への政府の扱いの真実を国民が知れば それは国への信頼を失いかねない

シュルツ長官「大尉 政敵はわたしがヘマするのを(待っている)」

アーチャー「お力を」

長官は明日ロビンソン砦に向けて出発することを約束する

アーチャーが出ていったあと 部屋に飾ったリンカーンの肖像画にシュルツ長官は話しかける

「友よ 古き友 君ならどうする」

南北戦争でリンカーン シュルツ長官 今は上院議員となった友人と共に 「見たこともない奴隷」のために戦った

デボラはシャイアン族を閉じ込め 無理に自分のいうことを聞かせようとする司令官をどうにかしてくれるように頼んでいた

薪も食事も与えないーそう言った砦の司令官に 居t留地へ戻るくらいなら「ここで死ぬ」と答えたシャイアン族

シャイアン族は嘘ばかりで約束を守らない白人がいる砦を脱走しようとしていた

酒浸りの司令官を幽閉したが 既に遅し

シャイアン族は脱走した

茫然とする司令官

砦から出て行ったシャイアン族は 行動を別にしたシャイアン族の出会い合流する

その場所は「勝利の洞窟」

砦から彼等を追ってきたあの酒浸りだった司令官は大砲を使用しようとしていた

そこへ駆け付けたのがシュルツ長官とアーチャー大尉

ここは自分たちの管轄の土地と司令官を抑え シャイアン族との話し合いにアーチャーと二人向かうシュルツ長官

シャイアン族の若者が考えなしに撃とうとするのを制止し シャイアン族の族長二人も話し合いに出向く

弾は発射されたがシュルツ長官はひるまなかった

シャイアン族のことを砦での真実を話すと約束し 彼等が故郷へ向かうことを認める

アーチャーは言う「嘘は言わない白人だ」

族長たちはアーチャーのことも認め信用していたのだろう

彼等の長い旅は報われたのだろうか

族長の若い妻を盗んだ もう一人の族長の息子は 名誉をかけた撃ち合いで族長に撃たれて死んだ

撃ち殺した族長は族長の代表のシルシを今一人の族長に渡す

同じ仲間を殺した者は そこへはいられない

足の傷が治ったシャイアン族の少女もデボラとアーチャーに送って連れてこられた

HOME ホームへと 故郷へ シャイアン族の故郷へ

見送る笑顔のアーチャーとデボラ

もう昔の記憶だから さだかではないのだけど スー族は理性的 話し合いによく応じる

シャイアン族は敵に回すと恐ろしい コマンチ族は喧嘩っ早く獰猛

そんな形容するセリフがある映画がありました

ただの野蛮人でなく礼節持ち誇り高い人間としてシャイアン族が描かれています

ぎりぎりまで苦難に耐え 耐えるしかないように白人に強いられた

砦の軍人用の酒場担当のお方が アーチャー率いる兵隊が入ってきたら 今まで10ドルだったものを20ドルって書き換えたり

ちょっとありがちな「せこさ」

兵士の名前を好きな呼び方で呼ぶアーチャー大尉 そういうところも含めて部下から敬愛されているーできる軍人らしいアーチャー大尉

きっちり着た軍服も 着崩した軍服も 茶色いラフな衣装も似合うリチャード ウイドマーク

いい俳優でした

デボラ役のキャロル ベーカーも美しいです


ただ暑い

2013-07-11 09:03:39 | 子供のこと身辺雑記

ただ暑い
ただ暑い
家では首タオルが必需品となっています(笑)

椎茸 人参なども入れた肉じゃが ナメコの味噌汁 茹でたほうれん草におろし醤油をかけただけ 焼き茄子 果物は桃

夏野菜がずいぶんと畑でとれるようになり 使う組み合わせを考えるのも ちょっと楽しいです