goo blog サービス終了のお知らせ 

夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

黒川博行著「繚乱」毎日新聞社

2013-07-16 23:46:33 | 本と雑誌

黒川博行著「繚乱」毎日新聞社
黒川博行著「繚乱」毎日新聞社
黒川博行著「繚乱」毎日新聞社
一体 あんたらどんだけムチャすんねん!ーな二人 再び見参

大阪から離れ東京で杏子は店を出した その資金は出したものの定職には まだ就いていない堀内は元警察官 コワモテの刑事だった

女絡みのアクシデントで警察を辞めた元相棒の伊達が 大阪から訪ねてくる

伊達は競売専門の調査員をしていた

同じ仕事に就く堀内

関わった物件 調査対象は危ない匂いがした

途中で警察を辞めなくてはいけなかった男達

欲にまみれ 溺れ 足を引っ張り合う人間達

騙し合い    

大金を得るも堀内の不吉な予感は当たる

刺されたのだ

表紙の装画は 奥様の黒川雅子さんの作品です   素晴らしい作品を描かれる日本画家さんです

装幀は 多田和博さん   

黒川博行著「落英」幻冬舎↓

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20130716

 


黒川博行著「落英」幻冬舎

2013-07-16 13:48:23 | 本と雑誌

黒川博行著「落英」幻冬舎
黒川博行著「落英」幻冬舎
黒川博行著「落英」幻冬舎
何処で堕ちるのかと思いながら 読み始めたー

桐尾は粘り強く頭も切れ優秀な刑事の素養を備えていた

けれど けれど

読みながら ああ勿体ないと思った

バツイチの刑事である桐尾には 風俗の仕事をするちあきという女がいる

組んでいるのは 上坂 まだ独身 母親と暮らしている   上坂は映画がとても好きだ 酒も女も

ちあきからの情報をもとに始めた捜査からのガサ入れで 一挺の銃が出てくる 他の事件にひっかかりある銃は 桐尾の運命を狂わせていく

既に時効を迎えた殺人事件 その裏事情   

人生は壊れる ほんのちょっとしたことから

関西弁のやり取りの凄味を表現する作家 黒川博行さん 

読みながら これは随分と苦しんで書かれた作品ではないかしらと勝手に思っていました   

桐尾の転落は 釦のかけ違えでしょうか それとも当然の帰結でしょうか