エリザベス・ルドニック著 ジャスティン・ヘイス テッド・エリオット&テリー・ロッシオ 脚本
テッド・エリオット&テリー・ロッシオ ジャスティン・ヘイス 映画原案 ノヴェライズ 入間 眞
公開中の映画「ローンレンジャー」のシナリオをもとに小説化した一冊
1930年代にラジオドラマとして 1949年にはテレビドラマ化され 日本には1958年から放送され アメリカでも日本でも大人気でした
「インディアン 嘘つかない」なんてセリフは今でも覚えています
ユーモラスなやりとりとか楽しかったです
物語は1933年 移動カーニヴァルの再現ジオラマのなか 少年は伝説のローンレンジャーを真似した格好をしていました 白いカウボーイハット 目を隠した黒覆面 腰の銀色の銃 首に赤いバンダナ
老インディアンは話しかけます「キモサベ(友)か?」
彼は少年に語り始めました 大切なキモサベとの物語を
それはもう64年ばかり昔のこと
東部で法律を学んだ青年ジョン・リードは汽車で故郷に帰ろうとしていた ところがその列車には凶悪犯のブッチ・キャヴェンディッシュも護送されていて 更にはわけの分からない言動のアヤシイ男も乗っていた アヤシイ男は頭には死んだ烏を乗せ顔には白い泥を塗り模様もつけている コマンチのトント
ブッチは人を殺し脱走しようとし トントは殺そうとするも 無駄に正義感が強すぎるジョンに阻まれる
だが結局ブッチは手下と逃走
ジョンの兄のダン率いるレンジャーとジョンはならず者達を追跡するが レンジャーの中に裏切り者がいて全滅
ブッチを追うトントはレンジャーの死体を埋葬する
と現れた白馬がジョンの死体を選ぶ トントは儀式をし ジョンは生き返った
二人は反目しながらも次第に互いを理解し 息が合っていく
ジョンの初恋の相手でダンの妻となった美しいレベッカに野心抱く鉄道王レイサム・コール 彼と通じるブッチは農場を襲いレベッカと息子のダニーをさらった
トントは少年時代にブッチとレイサムに騙され一族を皆殺しにされていた
レイサムはトントの故郷へ鉄道を引き 銀を全て堀つくそうとしていた
ブッチは偽インディアンに扮して襲撃を繰り返し インディアンが悪いと見せかける
レイサムに利用され罪無いインディアンを殺した騎兵隊の士官フラーは弱味をつかれ 取り込まれて いまやただひとりのテキサス・レンジャー「ローンレンジャー」となったジョンとトントを殺そうとする
レベッカとダニーを救う為に 西部の悪霊ブッチとレイサムの息の根を止める為に ローンレンジャーのジョンとトントは戦う
ジョンとトントは悪党退治の相棒となり旅を続けることになる
互いに得難い大切なキモサベとして
ジョン・リード(アーミー・ハーマー)
トント(ジョニー・デップ)
ダン・リード(ジェームズ・バッジ・デール)
レベッカ・リード(ルース・ウィルスン)
レイサム・コール(トム・ウィルキンスン)
ブッチ・キャヴェンディッシュ(ウィリアム・フィッチナー)
映画は西部の雄大な景色も魅力の1つに仕上がっているそうです