頭や皮 骨を除き身を炒っていきます
使う調味料は酒・味醂・砂糖・醤油など 仕上げに胡麻を普通は入れるのですがー姑にも届けるので すり胡麻を使っています
昔 父が商店街まで買い物に行き作ってくれました 元気な頃は気が向けば 自分で材料を買いに行き 手がかかる料理を何時間も台所に立ち 作ってくれました
鯖のそぼろ
鰯を擂り身にして牛蒡や人参を加えて団子にし揚げたモノ 揚げてから更に甘辛く煮たモノ
巻き寿司 いなり寿司
茶碗蒸し
学生から海軍へ そんな経歴の父が 何処でそんな料理を覚えたのか 今 思えばとても不思議ですが
手先は器用な人でしたが
字も書けば(友人の恋文の代筆もよく頼まれたとか)
コンテ画も描いて 頼まれたとかで肖像画なども描いてました
いか飯
父の母が作っていた料理を思い出して作ったり
つくづく器用な人でした
ひらがな カタカナ アルファベット 計算 暗算 算盤
大抵のことは 私は父から教わっています
アイロン掛けも
そしてどの分野でも私は ひどく出来の悪い弟子でした
父はさぞイライラしたことと思います
今思うと本当に気の毒で 笑ってしまうほどです
さてさて 出来の悪い娘は それでも多少なりとも「父の味」を再現しようと たまに無駄な悪あがきをするのでした
手抜きおかずは ハンバーグの大根おろしソースかけ