車が動いている間は 安心かな

運転席と助手席の肘掛けの間のスペースに鞄を置いている
そこにちょんと頭を置いて甘えてくるマリー（生後五か月半のジャーマン・シェパード）




姑の家に行くのに　私が着替えて鞄を持つと　「ついていく」アピールで大騒ぎ

車に乗ると安心してー

姑の家に着くと　また車に置き去りにされては大変と　大騒ぎ


姑の家を出て帰る時も置いていかれてはーと大騒ぎ

車が動き出すと安心してー



以前は車に乗せるとずっと「お座り」スタイルでしたが

最近は　このくつろぎぶりです

秦 健日子 著 「アンフエアな国 刑事雪平夏見」（河出新房新社）

	アンフェアな国 (刑事　雪平夏見)
	秦 建日子
	河出書房新社

まず最初にテレビドラマでは安藤一之は「アンフエア」の黒幕犯人で　雪平に射殺されてしまいますがー

小説のシリーズでは死んでいません
真っ当な刑事で犯人ではないので

そう小説のシリーズでは安藤刑事　生きているんです！

テレビの印象が強すぎて　登場人物に安藤とあるのを見て　－死んでなかったのか安藤！と思ってしまった
だからテレビドラマや映画とは設定が共通する別物ととらえた方がいいです


事件の後遺症で片腕が麻痺しており　もう検挙率トップではなくなった雪平夏見は新宿署の通称・組対課に異動になる

離れて暮らす娘の美央とのlineでのやりとり用の形態を購入した折の係だった玉川いづみから相談を受ける

いづみの知人がひき逃げ事故で死んだが　逮捕された犯人がいづみが目撃した人物と別人であったという


いづみの婚約者は逮捕された男が運転者だと言う

調べ始めた矢先　雪平が協力を依頼した林堂が　雪平を庇って車にひき逃げされる

様子の違う雪平を案じた安藤も独自に動き始め　韓国へ旅立つ雪平に同行しようとすら

しかし雪平は　ある人物に会うように安藤に指示し　単身韓国へ

そこで玉川いづみの父親の過去を確認

連絡がとれなくなった雪平を安藤は案じる


検挙率がいい新宿の組対課に雪平が異動となったことには理由があった

雪平が動いたことで　ある組とつながりあった人間達が浮かび　別な人物の描いた画　思惑通りの結果も


自分を利用しようとした婚約者との結婚を止めたいづみ

重体ながら　林堂は生き抜こうと頑張っている


雪平と再会した安藤は玉砕覚悟の言葉を


「雪平さん　おれと結婚して下さい」

「ぼくは、あなたと結婚したい。あなたを守り、あなたと同じ景色を見、そして可能なら、二人の子供もほしいと思っています」

雪平夏見がなんと返事したのかーその言葉は書かれていない



「ほんのひきだし」にて秦健日子氏が　アンフエアー雪平夏見ーについて語っておられます↓

http://hon-hikidashi.jp/enjoy/3719/