平和警察
警察の中のこの部署
しかし名前に反して やっていることは全然「平和」ではない
危険人物を見つける為 犯罪を事前にー起きる前に防ぐために危険人物をみつけるーという
が!やっていることは
中世の魔女裁判そのもの
水に沈めて浮かんでくれば魔女
拷問に耐え抜いても魔女
魔女だから拷問も平気なのだ
なんて理屈になる
中世の魔女狩りは裕福な人間の家財を強奪する為のものとなっていった
この平和警察さんは 連行してきた人間を拷問にかけて自分が危険人物だと無理矢理認めさせて公開処刑する
それもフランス革命のギロチン思わせる首を切り落とす残酷で野蛮な方法で
連行してこられた人間は死刑を宣告されたも同じこと
平和警察の人間がたまたま一般市民を殺しても それはその人物が危険人物であったからー
滅茶苦茶だが これが絵空事ではない国もある
その国は酷く怖ろしいことをしているが その国の外相は他民族をいじめたことはないーと言い切る
およそ人の心が無い人間なのだろう
この平和警察に抵抗する人間がいた
正義の味方ー
彼はヒーローになろうとしたのではない
父は怪我をした身で火事の中 人を助け続けて死んだ
祖父は人助けをしたのに 恥知らずなド厚かましい人間達の為に心弱り自殺した
病気で妻が急死した男は ある条件の人間だけは救おうと思うようになる
全部の人間は助けられないから
しかし 遂に警察に捕らえられ処刑されることに
寓話
虫のことにやたら詳しい男が出てきます
この男なりの正義
物事のバランスというもの
解説はアーティストの ぼくのりりっくのぼうよみさん
どうしてこのタイトルになったのかは著者がデビッド・ボウイの曲名へのちょっとした勘違いからだと明かされています