
湯島聖堂を訪ねた目的は、ここに由緒正しいカイノキがあるからです。
孔子廟・大成殿を見た後、入徳門まで戻り、塀に沿った階段を下ると大きなカイノキの前に出ました。

幹も立派で、ここの案内板では「楷樹」と記されています。
地表をよく見ると種が落ちていたので、この木は雌株でした。

案内板で特に強調されているのは、
「この木は孔子の墓にあるカイノキから種を持ち帰って育てた正式な子孫」ということでした。

そのためでしょうか、カイノキのすぐ近くには大きな孔子像が立っていました。

もう一度入徳門周辺の木立を眺めていると、そこにもカイノキがあることに気がつきました。
この木は雄株のようで、まだ葉も残っていました。

どうにかカイノキの紅葉らしい写真が撮れました。