鵠沼・昔砂丘の一本松

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大雄山最乗寺・本堂参拝

2010-01-04 | あちらこちら


樹齢500~1000年以上の杉並木を登り、寺院の中心部に近づきました。
堂塔の数が30以上もあるので、案内地図をしっかり見てから、瑠璃門を潜りました。


中庭から行く手を見ると、木立を抜けてくる日の光が美しい模様のように見えました。
煙が立ち昇り、そこに斜めに日が射す結果でした。


煙の源は大香炉でした。
参詣者が線香を手向け、煙を身体にかけて健康を祈念する仕組みのようです。


さすがに本堂の前には行列が出来ていました。
大雄山最乗寺は了庵慧明禅師が慶永元年(1394)に開山した曹洞宗の古刹です。
全国に4000以上の末寺があると言われています。



本堂の左手にある開山堂です。
了庵慧明禅師が曽我の里に庵を結んでいると、1羽の大鷲が袈裟をつかんで飛び立ち、
足柄山中の大松に掛けたことから、この地に開山したと伝わっています。



自由に鐘がつけるので鐘楼には長い行列が出来ていました。
鐘をついた人の感想に耳を傾けると、
「上手に撞かないと鐘と撞き棒の距離が近すぎて反動で変な音がする」と言ってました。


南足柄市の重要文化財に指定されている多宝塔です。
文久3年(1863)の建立で方形層上円形木造二重の塔です。