
大雄山最乗寺の広大な境内には沢山の石碑が奉納されています。
サンプルを3つ紹介します。
大正4年(1915)に杉苗1万本奉納した石碑です。
この時の苗は今年95年目を迎えたことになります。
すでに500年から1000年の杉がある境内ですが、遠い未来にはこれらの杉が主役になることでしょう。

大正8年に千葉の菅谷さんが永代祈祷料として100円を奉納したという石碑です。
当時の100円の値打ちを考えると、かなりの重みです。
すでに91年が過ぎています。祈りは通じたのでしょうか。

昭和20年(1945)1月に伊豆の三田夫妻と長男が1000円を奉納した石碑です。
太平洋戦争の末期、いよいよ本土決戦を覚悟した時期です。
切羽詰った気持が隠されているような思いを感じました。