Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ダンシング・ハバナ

2008-08-03 | 外国映画(た行)
★★★★☆ 2004年/アメリカ 監督/ガイ・ファーランド
「いい!いい!ディエゴ・ルナがいい!」


はい~。すっかりヤラれましたわ。久しぶりに胸をきゅぅ~んとさせられる男に出会えました。ありがたや、ありがたや。「天使の口、終りの楽園」でガエルと共演していたディエゴ・ルナ。ガエルくんがワイルド系なら、ディエゴくんはキュート系。「天使の口」のディエゴくんもいい感じでしたが、今作ではラテンダンスでセクシーぶりをいかんなく発揮。はあ、私もあと20歳若かったら…と本気に思わせてくれるほど、良かったです。(若くなっても、どーにもならんけど)

彼の魅力は目ですね。タレ目で人なつっこくて。熱気にむせかえるクラブ「ラ・ローザ・ネグラ」。ド迫力の生バンド。ハビエルの汗で濡れた肌。白いシャツに揺れるペンダント。うねる腰つき。こんな所で、あの目で見つめられたら、どんなオンナだって、オチます。私もラテンなイケメンと「ラ・ローザ・ネグラ」行きたいです!踊りたいです!なんか、かなり壊れてきたので、冷静に、冷静に。

えーっと、主演の女の子はなんて名前でしたっけね?何とかガライって子ですけど、フランソワ・オゾンの最新作に出てまして、自己中の女流作家を堂々と演じていますが、本作とは別人みたいです。私はほとんど、ディエゴくんしか目で追ってませんでしたが、映画としては出会いからラストのダンスに向けて、どんどん彼女が魅力的に変化していくのをしっかり見せられています。プロダンサーの夢を結婚によって諦めたとおぼしき母親との交流についてもう少し描いてくれたら物語にも厚みが出たのになあという気がしなくもありませんが、まあダンス映画はダンスシーンのできが良ければ良いほどいいわけでして、野暮なことは申しますまい。

あれだけ接近して情熱的なダンスを踊りながらふたりがなかなかキスしない、という焦らせ方も憎い。また、ありきたりなハッピーエンドでないのも、いい。キューバ革命という一大事も盛り込みながら、ただのダンス映画に終わらせない脚本もなかなか。と、その他適当に褒めておいて(笑)、とにもかくにもディエゴ・ルナを見よう!女子の皆さん。