うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

いやな雨と、本村洋さんの手記

2008年05月13日 16時20分37秒 | わたしの日常です。
昨日も曇り空、今日は朝から雨、寒いしいやな気分だ。台風2号も接近しているそうだ。
 時候的にはまだ、走り梅雨には早いが、わが家の庭のテラスでは8号のプラスチック平鉢ではバイカウツギ(梅花空木)が満開だ。ということは、最近つづいているこの雨がちの天候は卯の花腐しとでもいうのかな。梅の花びらよりも大きくて、真っ白な花弁はすっきりした印象である。原種のウツギのようにもこもこしていなくて、野性味がない。一輪ざしに活けても茶花にいい感じだ。鼻を近づけて嗅いでも無臭のようだ。(後注:後で確認したら微かな芳香臭があった。園芸品種により異なるようだ)
 そういえば、この間、本村洋さんの手記を雑誌(‘WiLL’2008 6月号)で読んだ。先ごろ、広島高裁での差し戻し控訴審の判決が出たばかり、掲載された内容に見事なほどの率直さを感じた。そこには若くして取り残された家族の一人としての今までの空しい生涯と、被害者に対しての社会的な理不尽で厳しい現実がある。自分で自分を奮い立たせようとする。そこに借り物でない自分の言葉、行動が生まれた。要を得た簡潔な文章展開、理路整然たる会見に心を打たれるのではない。その内側にあるだろう心の動きに打たれるのだ。
 わたしは、多数をかさにきた応援弁護士連中の商売のいぎたなさとは対蹠的なものを、そこに感じた。リーダーの安田好弘弁護士は、最高裁で係争中、弁論公判が迫っている二週間前にちょっと被告にあっただけで無罪を確信したそうだ。
 物事、すべて感じてから言葉が出て行動に移す。わたしに言わせれば、たかが法律知識があるからといってプロとは言えない。青少年の自己愛と破滅衝動は表裏一体のもの。現実へのはたらき方を学べなかったに過ぎない。そんな被告の絵空事を見抜けないのだろうか。人間を見る目と感じ方がどれほど難しいか。先入観と固定観念にまみれているだけだ。何事も、ある年嵩がいけばいくほど、ものごとを素直に見るのがいかに難しいか、気づいてもいいだろうに。
      

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こちらも・・・

blogram投票ボタン