うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

雑感、四川大地震

2008年05月29日 18時54分52秒 | わたしの日常です。
今日は雨。風もなく雨粒が垂直に落ちている。屋根で撥ねたつ音、葉に落ちる音が聞こえる。そろそろ、走り梅雨か。やかましい野鳥の声も聞こえない。うちのサインポストの前のヒペリカム・ヒドコート(西洋金糸梅)も鮮やかな黄色い花を咲かせた。並んで置いてあるギボウシの鉢は、左側から白覆輪の‘パトリオット’、淡黄覆輪の‘オーレオマルギナータ’である。[画像-上部掲載]

 最近不思議に思ったことの中に、中国・四川大地震がある。
 13憶の国民がいるのに、被災地への国内の救護ボランティアがいないようなのだ。日本人なら、相身互いで多少は行動するはずだ。阪神・淡路大震災、度々の新潟地震などでは活躍したものである。わたしの身近でもガス会社勤務の人間が待機要請を受けていたほどだ。
 悲惨な天災の場面においても、聞こえてくるのは、どさくさまぎれの悪行、火事場泥棒の数々、なんなんだ、この中国という国は。
 わたしたち日本人は無意識のうちに欧米の社会をお手本にしている。それに反し、中国は欧米の思想を顧慮しようとしないし、国際感覚を必要としないほどの中華主義を誇り持っているのだろう。
 また、この中国の国民一人一人ほど、バラバラなのは見たことがない。もともと、面従腹背の国民性。昔からよく砂粒の民と言われていてこの国を一つの方向にまとめるのは至難の業のようだ。法治国家ではないから民主主義国ではない。中国共産党というイデオロギーによる人治の国。実は現代の共産主義という政治体制も一種の衣であって、現段階では、“国勢”膨張主義的なプロパガンダのみの国ともいえる。海外的には資源のある開発途上国に資本・物だけではなく、漢民族という人的資源も供給していくように見える(華僑の先例もある)。
 中国に対して、古来、日本人は文化、歴史の源泉として郷愁的な思いを誰でも持っていると思われるが、両国は一衣帯水の関係などと、そろそろそんな期待を込めた考え方は捨てたほうがいい。
 隣国だから不即不離、距離感覚を適切にしてつきあうほかはない。
    
コメント (5)
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