映画館で観る事が出来なくて、悔しい思いをした作品です。
やっと、観る事が出来ました。コメントを寄せてくださっているけーこさんが、以前、とても良かったと、薦めてくださっていた作品です。
まず感じたのが、BGMが、素敵な事
優しく、穏やかで、懐かしい感じのする音でした。
そして、ストーリーも、淡い色合いで、丁寧に描かれた水彩画を見るような美しさが印象的でした。
イム・スジョンさん、年齢よりずーっと若く見えて、本当に”病気がちな高校生”に見えます
そして、実際はスジョンさんより1歳年下にもかかわらず、完璧に年上の”オッパ”に見えるキム・レウォン氏。
この二人、本当に自然な演技で、笑ったり泣いたりさせられます。
その二人に加えて、「スキャンダル」では、妖婦的な役を演じていたイ・ミスク氏が、全くイメージの違った母親役で出演してて、これまた感情を抑えた演技が素晴らしい
カメラマンのレウォン氏は、スジョンさんのいろんな表情を写真に残していました。その1枚1枚が、彼女の幸せな人生の証拠となっているのです。
彼女の左手は、普通の”手”じゃありません。だからいつも手袋をしています。映像では、はっきりと映してはいません。
でも、最後にレウォン氏の作品として、初めて大写しになります。
上手く表現出来ない感動で、この時胸が一杯になりました。
とても切なく、哀しい作品なんだけど、極端に〝お涙頂戴〟的なシーンが無い為、号泣するとかいうものではありません。
でも、いろんな人の、それぞれの想いが淡々と表現されていて、それでいてその想い達が写真の様に1枚1枚私の心に残っています。
母親のミスク氏は、娘のスジョンさんに”幸せを返してあげたい”と、思っています。そして、娘のスジョンさんは、そんな母親の想いを知り、”私はこんなに幸せだった”という証拠を残そうとします。
派手さは無いけれど、とても良い作品だと思います。
機会があれば、観てください。
追伸:思うのは、私だけ 5.3 -9:51-
キム・レウォン氏って、ジャイアンツのピッチャーの林くんに似てる気が・・・。昨日の夜、阪神戦で、サヨナラHR打たれちゃったけど・・・さ一応、千葉県出身だから、応援してるんですけど。