この作品も、見たくてたまらなかった物です。やっと、DVDのレンタルが始まりました。
まず、思ったのが
”一世風靡セピアのメンバー、勢揃い”
哀川翔も今回加わってますしね。
それにしても、八嶋さんと吹越さんの、なんと憎らしかった事か
実在はしないとは言え、
”こういう人いるかも・・・”
と、思っただけで腹立たしく、悔しくなるくらいでした。それだけ二人の演技が上手いと言えましょう。
今までの”踊る~”のシリーズを踏まえての作りですので、至る所で、見た人にしか判らないような事情を指す台詞があります。だから、見ている者は作品同士のツナガリが見えて、あたかも実在の人物達の物語であるかのように、思えてしまうのです。
今回は、室井さんに焦点が当たっているので、前回の「交渉人~」の様な明るく軽いノリというモノはありません。
常に眉間にしわを寄せている室井さんなので、仕方がありませんね。
だから、このシリーズでは珍しいくらいシャレや冗談の無い物になっています。室井さんの辛い過去も明らかになっちゃいますし。
相変わらずの警察庁と警視庁の権力争いですとか、管理職それぞれの思惑とかが絡み合っていて、複雑な遣り切れない展開です。
その中で、新人弁護士の田中麗奈さんが、清涼剤のような役目をしています。室井さんの管理官としての苦悩劇でもあり、また、彼女の成長劇でもあります。
面白く観る事が出来ました。
終わったら、又この続きが見たくなるような、そんな映画でした。
お薦めです
ところで、室井さんって、独身
最初のテレビシリーズの時、青島さんを自宅への食事に誘う台詞があったのですが、それが、東北の田舎料理をご馳走する・・・とか言うモノだったんですよね、確か。
だから、私はてっきり奥さんが居て、その奥さんが作る・・・と思っていたもんですから。この作品を見て、ふと、
”あれぇ独身なの
”
と、思った次第です。話の流れからして、それに、ラストで一人で赴任地へ向かっていたから・・・なぁ。
どーなんでしょ、そのところ