9回裏2アウト video maker(VC/DAS)(D) このアイテムの詳細を見る |
後半部分、一気に視聴完了
前回の記事は、こちらから。
途中で、20年以上前にあった「男女7人夏物語」をふと思い出しました。
この作品は、”男女6人+1人”・・・ってとこでしょうか。
このところ、登場人物がやけに多い日日ドラマを観る事が続いてたので、この作品の様に、テーマが集中してるのは、久しぶりの様な気がしました。
観やすいですよね。
30歳前後の、もう若いとは言えないけど、中年と呼ぶ年にはまだ早い。
そんな中途半端な時期の仕事や恋愛を、リアルに描いています。
それと、大きなテーマとしては、
「男女の間に”親友”という関係は有りうるのか否か」
・・・と言うのが掲げられてます。
スエちゃんにしても、ジョンジン氏にしても、30年という付き合いの間に、お互いに対して”片想い”というのを何度か経験していたのですね
お互いの想いのタイミングが合わなかった・・・って事です。
それと、その想いを打ち明けたら、それまで築いてきた”友情”を失う事になる。
それが何より怖かったんですね。
お互いの恋愛事を相談する事も出来るし、家族同士も仲が良い。
言いたい事を言い合い、泣きたい時には泣き、寂しい時には一緒にお酒を付き合ってくれる。
そんな全てを知り尽くした間柄で、いつも一緒だった・・・。
それは、”親友”とも言えるし、”家族”とも言える。
いや、家族にも言えない事も分かり合える。
とにかく、他の誰にも代わることが出来ない存在だったんです。
だから、想いを打ち明ける事は出来ずに、タイミングを失って来たんです、30年も。
友情と恋愛のバランスが崩れてきた・・・と、言ってましたね、スエちゃんが。
年の所為なのか、はたまた、周りに起こった様々な要因の所為なのか・・・。
要するに、30歳にして、二人の片想いのタイミングが初めて合った・・・って事です。
でも、かなり一歩踏み出すのに勇気が必要だったようです。
少々じれったさも感じましたが、それがとてもリアルな心理描写だったとも思います。
そこに至るまでの、お互いの恋愛や、それを終わらせる描写等は、結構さらっとしてましたね
韓国ドラマお約束の執着は、全く無かったですね。
だから、とてもリアルに感じたのかもしれません。
今までの、スエちゃんのイメージは、暗めで、真面目で、感情を内に秘める・・・そんなモノでした。
でも、この作品でのスエちゃんは、泣いたり笑ったり、感情表現が豊かな微妙な年齢の女性をノビノビと演じています。
最初は、ちょっと無理してる・・・って雰囲気が感じられましたが、徐々に固さも取れて、自然に飲んだくれてましたねぇ
ちょっと見れば、どろっとしそうなストーリーなんですが、全く暗さの無い、明るい作品に仕上がってます。
だから、一気に観る事が出来ました。