![]() |
アドリブ・ナイト [DVD] ポニーキャニオン このアイテムの詳細を見る |
「春のワルツ」や「空くらい地くらい」でお馴染みのハン・ヒョジュさん主演の作品。
日本人作家の平安寿子さん原作の短編小説を映画化したモノだそうです。
”行方不明になって、もう10年にもなる人の身代わりで、瀕死の床にある父親の所へ行く・・・”というイントロに惹かれて、レンタルして来ました。
ヒョジュさんも、可愛くて好きな女優さんですし
で、ですよ。
原作を知らないので、何を意味してるのか、ちょーっと判り難かったです。
全編を通して、殆どBGMも無く、会話も静かで、また、会話が無い状態のシーンも多く、画面も暗いので、何とも淡々とした雰囲気です。
いったい何時になったら、ストーリーが動き出すのか、じれったく感じるくらいに・・・。
ヒョジュさんは、街角でいきなり二人の若者に声を掛けられます。
「ミョンウン」
ミョンウンは、彼らの幼馴染(・・・多分。登場人物の関係性がイマイチ不明なんですわ)で、もう10年くらい音信普通だと言います。母親が亡くなった時も現れず、今は残された父親も末期のガンで、明日をも知れない状態だと。
その父親に、長年願い続けてきた、一人娘に会わせてあげたいと探していた時、ヒョジュさんがその娘に似ているという情報を得て会いに来たと言うのです。
人違いだと何度も断ると、彼らは、父親には時間が無いから、娘の振りをして最後に会って欲しいと頼みます。
彼女も、最初は断っていたのですが、何故か・・・う~ん、多分しょうがなくてだと思うのですが、結局父親の元へ向かう事にします。
着いた家には、父親の弟家族や近所の友人家族が集まっています。
そこからのシーンは、すっごくリアル。
もう死んじゃったのかと勘違いして大泣きしちゃったり、遺産の事でもめたり、はたまた徹夜で焼肉パーティしちゃったり・・・
この間の会話が、さりげな~くて、現実の中で交わされるのと同じ様。
だから、こういう状況になった時、起こり得るシーンなのかなぁ・・・と思えます。
そんな人たちの中で、一人だけヒョジュさんが、すっごく”静”。
殆ど台詞が無くて、騒ぎを外から冷静に眺めている状況です。
結局、父親はその夜のうちに亡くなり、ヒョジュさんはソウルへと帰ります。
その道中、問わず語りに、彼女は自分が援助交際っぽい事をしてると打ち明けるのです。
それは、それまでの自分を壊してしまいたかったからだと。
何が原因なのかは明らかにされませんが、ソウルに戻って来た時、彼女は実家に電話をし、母親と何でもない会話をします。
それは、彼女が、人の死に出会って、その亡くなった人の周りの人たちの思いや行動を知って、少しだけ変わった印じゃないかと思いました。
結局、最後の最後にヒョジュさんの本名を出しましたが、私は、それを聞いても、もしかしたら、彼女が本物のミョンウンなんじゃないかと、どんでん返しを期待してしまいました。
ちょっと、不思議な感覚の作品でした。