今までの記事は、こちらとこちらから。
面白かったーっ
いや、ホント
テンポが良くて、場面がどんどん展開するし、その為、余計なカットが無かった・・・という気がします。
作品によっては、この余り意味の無いようなシーンに、なんでこんなに時間とるんだろ・・・と思う事もしばしばありましたから。
視聴者が、興味の持てるシーンが次々と出てくるって感じ
39歳という”大人”のラブストーリーなんですが、全然どろっ・・・としてないし、明るく、コミカルに、それでいて年齢にふさわしい経験がモノをいう台詞だとか、世の中のシガラミだとかが、うま~く表現されていたと思います。
仕事一筋に生きてきたジュノ兄が、思いがけず家政婦さんのジンシルさんに心を動かされ、思春期の少年のようにドキドキしながら映画に誘ったり・・・。
思い出になってしまった初恋の相手だと思っていたのに、別れようとして離れてしまったわけじゃないので、その時の気持ちが不完全燃焼的に残っていた事に、自分自身が驚いてしまうジュノ氏とジンシルさん。
まぁ、所謂三角関係の様相なんだけど、決してお互いに争ったりしないんですねぇ、気持ちを押し付ける事もしないし。
これが、他の作品との違いですか。
ジュノ兄は弟の事を、とても大切に思ってきたし、ジュノ氏自身も兄の事をずっと頼りにしてきたし。だから、お互いの気持ちが見えるんです。
ジンシルさんの事を想っていても、彼女の気持ちがジュノ氏に向いていると知った時、ジュノ兄は黙って口をつぐむ事を選びます。
最後に、ちょいと
「義妹と呼びたくない人」
という言葉で、さりげな~く彼女に気持ちを伝えようとしますが、それが、正確に伝わったかどうか怪しいもんです。
でもま、ラストに、兄にも素敵な相手が見つかるような事を匂わせてますから、ちょっと安心しました
気持ちよかったのは、ジンシルさんの元夫が最後まで良い目を見ることは無かったって事。実の娘にも
「私は絶対にアッパのような人とは結婚しない」
と、言い切られてましたからね
まぎぃとすると、ざまぁみろ・・・と言いたい気分でしたが、この作品の作家は、ど~も心優しい方のようで。
これまたラストには、婚約者であるお金持ちのマダムが彼に対して
「ロマンティック」
な~んて後を追いかけてましたから
ところで、ラスト近くに、ジンシルさんがジュノ氏の家を出て住む”屋根部屋”ですが。
あれは、「19歳の純情」でク・ヘソンさんが住んでる部屋と同じじゃないですか
前々から、よーくロケに使われている家だなぁ・・・と思ってはいたのですが、今回は、絶対に同じ所だと思いますよ
それから、これまたラスト近くのシーンなんですが。
ジンシルさんが、ジュノ氏の恋人だと言う事がマスコミにバレてしまい、彼女の屋根部屋にマスコミやファンが大挙して押しかけます。これは、ジンシルさんの元夫が腹いせに情報を流したんですけどね
その時、彼女を救い出す為に、ジュノ氏がマスコミの押しかける中、やって来るのです。
そして、マスコミに対して言います。
「人のプライベートに踏み込む事はしないでくれ。もし、それで彼女が傷ついたら、誰が責任を取ってくれるんだ」
この言葉を聞いた時、
”現実の彼女の人生に、こうやって言ってくれる人が居なかったから、彼女は一人で苦しんでいたのかも・・・”
と、思いました。
かなり現実と重なる台詞があったように思います。
見終わった時、とってもすっきりするドラマです。
再放送がありましたら、是非視聴を