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韓国ドラマ・ガイド トンイ 後編 (教養・文化シリーズ) |
クリエーター情報なし | |
NHK出版 |
前回の記事は、こちらから
ヨニン君が盗ったとされる書物は、どうも歴代王様の治世の成功とか失敗を書き記したものだったようです。だからこそ、王位継承者じゃなきゃ読んではいけなかったみたいですね。
でも、この件は、世子が“自分がヨニン君にあげた”・・・と証言した事で、収まりました。
ヨニン君が世子の座を狙っていると、事を大きくしていた大臣達も、黙らざるを得なくなりました。
その時、王様は言うのです。
「これしきの事で世子の座を狙うと騒ぐのであれば、これはどうだ。チェ氏を“嬪”とする教旨だ。これを下せば、また中殿の座を狙っていると騒ぐのか。」
この事を、トンイは王様に言い過ぎだと言いました。でもね、王様は
「これは真意だ。中殿が亡くなる前、トンイを中殿にすることが、世子もヨニンくんも守る方法だと言い残した。」
・・・と、自分の本心を話しました。
それでも、大臣達は、の血をひく中殿や王様は、考えられないと、あってはならないと反対するのです。ま、その裏には、チャン妃兄が糸を引いてるですけどね
そんなある日、世子は気晴らしに宮中から外に出たいとヨニン君を誘うのです。丁度、お祭りの様な催しが外では開かれていましたからね。
で、二人して外に出かけちゃいます。
夕方の講義の時間までには戻るつもりで、内人には内緒でした。
だけど、これが大事件に発展
帰ろうとした世子に、ヨニン君が、一つだけ余興をやりたいとねだりましてね。その時、世子がスリに間違えられてしまうんです。
そして、そのまま捕庁に連行されてしまいます。
ヨニン君は、いろいろ手を尽くすのですが、なにせ幼い子供の事。なかなか上手くいきません。
世子も、身分がばれたら大変・・・と、名前も親も自供しないもんですから、事はますますこじれてしまいます。
そのうち、宮中では世子の姿が無い事に、皆が気付き、大騒ぎに
ヨニン君の姿も見えない事から、トンイは二人が一緒だと予想します。
都中が大騒動に
で、結局は、チョンスが世子を無事に保護。
宮中に戻りました。
ただ、その後、世子が倒れてしまった事から、チャン妃は、これを全てヨニン君の責任だとし、世子を殺そうとした・・・とまで言い切り、ヨニン君を処罰するよう求めるのです。
またも、大臣達がヨニン君の追放を求めて座り込み。
もう、これは“強訴”・・・だよね毎回、史劇を観ると、この光景があるんで、見慣れちゃいましたが、これはもう数によって王様を動かそうとしてるとしか思えません。
ところで、ムヨルは、このころ、世子側からヨニン君側に態度を変えてます。
だから、この時も、ヨニン君を救う道は、世子の病を公表するしか手は無いとトンイに言うのです。
でも、トンイは、それだけは出来ません。世子を傷つける事になってしまうからです。
優しい世子は、自分の所為でヨニン君が窮地に陥っていると知り、母であるチャン妃にとりなしを求めました。
でも、それを聞きいれるチャン妃じゃありません。
世子は、仕方なく、母に言いました。
「ヨニン君を敵だと言うのは、自分の病の所為ですか?私は、病が何なのか知っています。」
・・・と。
「自分を守るためにヨニン君を陥れることは出来ません。そこまで悪い兄にはなりたくありません。」
もう・・・ねぇ、どーしてチャン妃からこんな優しい子が生まれたんでしょうね。
世子の言葉には泣かされます。
チャン妃一派に殺されたオ・テソクの弟のテプンは、まだ落ちぶれた生活をしているのですが、その息子のあかんたれのホヤンが、少し前に、命を狙われる事件が発生してましてね。
それは、チャン妃実母が起こした“トンイの私家放火事件”を、その周りをうろついていたホヤンの仕業にしようと、彼らが画策したモノでして。放火犯が罪を悔いて自殺した・・・と見せかけようとしたんです。
ま、それが、たまたまホヤンだったって訳です。その当時、ホヤンはトンイを諦めきれずにストーカーやってましたから
親としては、それを有耶無耶には出来ません。
捕庁に犯人を探してほしいとずーっと訴えてます。
で、今回、やっと実行犯を捕まえる事が出来たんです。そして、その口から、裏にチャン妃実母が居ることを聞きだしました。
この一件が、チャン妃達を窮地に追いやる一つの証拠となりそうですね。
そんな時、トンイの元を世子が訪れました。
どうも、トンイに、ヨニン君を救う・・・と、言いに来たようです。自分には、世子の資格が無い…と言って。
その後、世子はヨニン君のところにも行き、心配する事は無いと慰めました。
そして、その足で、父である王様の元へ行きました。
病の事を打ち明けるつもりなんでしょうね。
この世子を演じてるユン・チャンくん、ほんと、か弱そうで不憫さが漂う雰囲気を持っています。